「二度と来るな!!!!」
そう叫ばれて第1王子にこう告げるです。
「こちらこそ! 願い下げよ!!! さ・よ・う・な・ら! このインク王子! あ~やだやだ、インクラな上にシスコンじゃないの!!!」
そう言ってクスクス笑うのです。
「覚えておけよ! この悪女令嬢! いいや、お前なんか悪役令嬢だ、二度と顔を見せるな!!!」
そう怒鳴られてさすがにこれ以上はまずいと思いそのまま来た道を帰るのです。
実家に戻ると父親が怖い顔で仁王立ち姿で両腕を組んで立っているのでした。
「ミレナよ 見たぞ! この書状はどう言う事なんだ?」
そう怒られてミレナは頷くのです。
「何、って婚約破棄されましたわ! お父様」
「ぐぬぬぬぬぬぬっ私はその事で城から呼ばれておる! 良いか、もう何もするな、アリエイ!!!」
そう怒鳴られてアリエイと呼ばれた女性が溜息をつくのです。
「はい、貴方、なんですか?」
「お前のせいだぞ! お前がこの子を甘やかすからだ……」
そう叫ばれて母親である彼女が頷くのでした。
父親はため息をつくとそのまま歩き出し大きな音を立てて玄関の扉を閉めると出て行ったのでした!
ミレナが母親に近づくとそっと優しく抱きしめてくれるのでした。
「お母様、今までありがとう。迷惑ばかりかけてごめんなさい!!!」
そう泣きじゃくればにっこりと微笑むのでした。
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