お城の天井には星屑のカーテンがちりばめてあるのです。
このパーティーの主催者は第1王子の父親と母親であるグリンラム陛下とグリンラム王妃なのですが今日は大切なお話があるのでした。
王と王妃が玉座に座るのです。
「皆の者、よくぞ来た、今宵はエレナ姫のお披露目じゃ!!! さっエレナ」
そう言われてエレナと言われた彼女が頭を下げる。
「よろしくお願い致します」
そう言った途端、私は手を上げたのです。
「どうかしたのか? 確か君は確か第1王子アルバスの婚約者だったな?」
「恐れながら陛下に申し上げます、彼女はここに来るのは場違いなはずです……聞けは彼女は獣人族と人族のハーフではありませんか? ここは人の為の人による人の為のパーティーですわ! その辺犬や猫が紛れて良い物では無いのです!!!」
「な、なんだと、俺の妹が犬や猫だと? 夕に事欠いて本人目の前にして言うかよ普通!!! お前なんか顔も見たくない!! 婚約を破棄してやる」
そう言われてにんまりと微笑むのです、
「何て事でしょう? 言うに事欠いて婚約破棄を告げるなんてあんまりですわ!!!!」
そう叫んでからそのままお城の外へと連れ出されると軽蔑した眼差しで見つめて来るのでした。
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