軍事国家の大陸、森林が多くを占め、人々は人食い狼に悩まされていた。
この大陸には人食い狼を排除する為狩人が必ず町に1名配属される(いない町も時々ある)。
危険な大陸を赤ずきんと呼ばれる少女と年老いた狼が旅をしている。
『何でも屋』を名乗り転々としている1人と1匹は、色んな人と出会う。
時に寂しく、時にまったり「愛している」を知るまで……――。
登場人物
赤ずきん(本名不明)……18歳の少女。ボルトアクションライフルとダブルアクションリボルバーを所持。穏やかな性格。周囲からは赤ずきんと呼ばれる。本名を知る者は少ない。
狼さん(老齢)……雄の一匹狼、人語を喋る。物静かな性格で釣りが好き、若い頃は人間を憎み、騙して喰らっていた。赤ずきんと出会い人が変わったように大人しくなる。鹿肉が好き(高いので滅多に食べられない)。