第1章 運命の歯車が動く時
第2章 運命は巡る
人類は神秘なる力である魔法を用いて繁栄を謳歌していたが、人類の生存圏外から魔族と呼称する生命体が人類の前に現れたことによりその繁栄は終わりを告げることとなる。
突如始まった魔族との戦争により人類側は追い詰められ、その生存圏を奪われつつある状況が続く日々が始まったのである。
この世界で生きている主人公・黒羽出雲は、手紙から武器まで多種多様なモノを届ける配達人として活動をしている16歳の少年である。
出雲は配達人としての仕事に誇りを持っており、時折配達の仕事を馬鹿にする人に腹を立てながらも、日々の仕事に満足をしながらも配達人の仲間達と切磋琢磨しながら仕事を続ける日々を送っていた。
出雲が悩みながらも充実した日々を過ごしていたある日、普段であれば自身には回ってこない特別な依頼を受けたことにより運命の歯車が回り始めることとなる。
これは配達の仕事を通して、未来を紡ぐ魔法配達人の物語――
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