かつて王太子の婚約者であった公爵家令嬢ジョゼット。
しかし、聖女の力に目覚めた妹に婚約者の座を奪われてしまう。
彼女は妹が王太子の婚約者になることに猛反対し、
周囲から失笑を買って王都を離れ、辺境の村に隠遁する。
そして一年、ジョゼットのもとに一通の手紙が届いた。
それは、彼女から婚約者の座を奪った妹からの手紙であった。