カエルに囲まれた俺とロロコ。
カエルたちは一斉に毒液を吐く構え。
下は毒の沼。
逃げ場なし!
どうする!?
〈ってロロコ、なにやってんの!?〉
突然俺のパーツであるベルトを外そうとしてる。
それとると、ダンゴムシ装甲が外れちゃうんだけど!
「これ、使う」
〈……あ、そうか!〉
なるほどな!
俺も大慌てでベルトを外す。
ダンゴムシ装甲は計3つある。
身体の上半分と下半分を重ねるための2枚と、腕につけた盾用の1枚と。
それを外して、ロロコが2枚、俺が1枚持つ。
――ベシャベシャベシャベシャ!
おわ、毒液っ!
あぶねー、なんとか間に合った。
カエルたちが吐いた毒液を、ダンゴムシ装甲でガード!
――じゅううううう!
と煙が出るが、装甲はそう簡単には破れない。
すげー。
ダンゴムシさまさまだぜ。
しかし、カエルたちはすぐさま第二射の構え。
どうしようどうしよう。
ダンゴムシ装甲で攻撃できればいいんだが。
これは俺の身体じゃないからな。
浮かせたり操作したりはできない。
……あ、そうか。
俺はダンゴムシ装甲を持った右手を、肘パーツのところで分離する。
そして、その右腕を浮かして振り回す。
よし、いけるぞ!
〈おりゃーーーーー!〉
右腕を飛ばして、ダンゴムシ装甲でカエルをぶった切る。
――ズバ!
――ゲコゲコゲコゲコォ!?
カエルたちがぎょっとして後退する。
前にカマキリを倒したときも出来たからな。
俺としちゃそう驚くほどじゃないぜ。
げど、カエルたちにとっては結構な驚きだったらしい。
一斉に後退した。
よし、この隙に!
俺は一気に本体を加速。
包囲の薄いところから、脱出する。
――ゲコゲコゲコゲコ!
追ってこようとする奴もいるな。
けど、させねえ!
右腕を振り回し、ダンゴムシ装甲で切り裂く、切り裂く!
――ズバ!
――ゲコゲコゲコォ!
――ズバ!
――ゲコゲコゲコォ!
よっしゃ!
もうすぐ毒の沼を抜けるぜ――。
――ベシャアアア!
……え?
突然大量の毒液を浴びせられた。
こ、こいつ。
沼の中に潜んでやがったのか。
――じゅうううううう!
ぎゃあああああ!
下半身がすごい勢いで溶けてく!
直撃だとここまでの威力なのか!
〈ロロコ! 大丈夫か?〉
「ん。私はなんともない」
〈よし! じゃあ飛べ!〉
「え」
〈このまま俺に乗っかってたら危険だ! お前だけでも逃げろ!〉
「でも」
〈いいから!〉
くそっ。
言い合ってる場合じゃねえ。
ひょい。
「あ、なにするの」
〈こうするんだよ!〉
俺はロロコを抱えて、沼の外へと放り投げた。
さあ、これでロロコは安全だ。
じっくりお前と勝負してやるよ、くそガエル。
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