どうも、リビングアーマー改め冒険書のオレです。
どうも、リビングアーマー(腕パーツ)です。
どうも、リビングアーマー(兜)です。
こっちは人犬族のロロコとドワーフ嬢のアルメルとドラゴン娘のドグラ。
そして火吹き鳥。
――ふごおおおお!
危ねえ!
俺たちは一斉に走って逃げる。
って言っても俺は走ってないけどな。
冒険書はバサバサ羽ばたいて。
腕パーツと兜はフヨフヨ浮かんで。
飛ぶように逃げる。
しかし中途半端なパーツが集まったな。
おかげで、くっつくこともできない。
しかし一ヶ所に集まったことで、これまで共有できなかった意識が一つになった。
同時に、それぞれの場所で経験した記憶も統合された。
〈おりゃあああああ!〉
兜パーツが吸収した苔モンスターの力を発動させる。
石畳が盛り上がって巨大な壁が生まれ、火吹き鳥の進路を塞いだ!
〈ほりゃああああああ!〉
お次は、腕パーツが吸収したピラニア野郎の力を発動!
大量の水が吹き出し、火吹き鳥をびしょ濡れにする。
――キャオオオオオオオオオオ!
はっはっは!
火を吹くってことは火属性。
水には弱いだろう。
「え? リビタンさん、いつの間に魔法を使えるようになったんですか?」
アルメルが驚いた顔をしてくる。
〈よくわからないが……モンスターを吸い込んだら使えるようになってたんだ〉
「それって、魔力吸収属性? いえ、でも、魔物をそのまま吸収するなんて……いやでも、マジカルアーマーならあるいは……」
となにやら難しい顔をするアルメル。
やっぱ異常なことなのか、これ。
ドグラはなんか『よくある』みたいなノリで語ってたけど。
詳しい話を聞きたいところだけど、ここは危険だ。
火吹き鳥もいつまで食い止められていられるかわからないし。
先へ進もう。
◆◇◆◇◆
しばらく進むと扉があった。
そこを開けて俺たちは隣の部屋へ。
そこでは、大量の大砲の弾が飛び交っていた。
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