※「やみかわ」をテーマにした悪役令嬢ものを書こうと思ったら何故かこうなりました。
人間界のすぐ隣には、人知れず夢の世界が存在していた。
そんな夢の世界の半分、悪夢の国に住む一般呪術師、クレーは、もう半分を占める正夢の国との戦争の影響で、対魔法少女戦やら対ヒーロー戦やら対近所の変態戦やらと一国民として平均的かつ波乱万丈な日々を余儀なくされていた。
ただでさえ昔から呪いのせいでいじめられ、更に不思議な夢の世界にひたすら振り回されて生きてきたクレーは、それでもなおワガママを通して自由に生きる道を選ぶ!
しかし、「人を呪わば穴二つ」……その道は決して平坦ではなかった。