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小国の次期女王であるユスティーナ・エングフェルトは、ロックミュージックを好んでいる。
彼女の国では未だロックミュージックに馴染みがない。高身長、気配り上手、仕事が出来るの三拍子が揃った執事のルイだけが仲間だ。
ルイは王族に引き取られ、ユスティーナと兄妹同様に育ってきたが、次第にユスティーナを女性として意識するようになる。
気の強い妹のソフィアは、二人の聴く音楽を非難しつつも、許婚のレオナルドよりもルイに好意を示していた。
ある日、国民の悩みを解決するため、ユスティーナは曲を作ることになった。
『ユスティーナの中には音楽があった。かすかにだが鳴っている音楽を口ずさんでみる』
曲作りを重ねるにつれて、彼女の音楽の才能が開花していく物語。
……そして、おしとやかを装ったお天馬お姫さまと理性的執事、ツンデレ妹とツンデレ許婚王子が、もだもだ恋愛していく物語。