さて本日は、餃子の日でございますよ。
我が家の餃子は三種類。
・豚挽き肉とにら
・豚挽き肉とねぎ
・合いびき肉とねぎ黒胡椒
先週はにら餃子にしたので、本日は合いびき肉とねぎ黒胡椒を作るのさ。
でっかいビニール袋に材料を入れてよーく練りまして。
素手で混ぜるとねえ、手洗うの大変なんでね、こういうとこは手抜きするのがよろしくてよ。
ふんふふーん♪
鼻歌交じりで準備をしてたら、息子がやってきたぞ。
「あ、ぎょうざ作るの、僕もやる。」
「もうじき中身できるから机拭いてホットプレート出して待っててよぅ。」
練り終わったぎょうざの中身をでっかいボウルに移してスプーンを三本突き刺してと。
大判ぎょうざの皮と小鉢に水を入れてテーブルに持って行き。
「これはなんのぎょうざ?」
「合いびきのねぎ、今日はポン酢で食べよう!」
二人がかりで餃子の中身を包んでいく。
息子は左利きなのでホットプレートの左側に並べていって、私は右利きなので右側に並べていく。
何という効率のよさ。
「あ!!餃子作ってる!あたしもやろ!!!」
「ちょっと手洗ってきてよ!!」
娘も参戦して来た。
三人がかりで餃子の中身を包んでいく。
娘は大雑把なのでホットプレートのあいてるところに適当に並べていく。
なんてことするんだ!!!
「あ!!餃子?!食べる食べる!!」
「ちょっとまだ焼いてないよ!!!」
旦那も参戦してきたが、食べるほうに専念したいらしい。
すべて包み終わったら餃子の中身の残った分で肉団子を作るべくキッチンに向かう。
「余った分丸めてくるから、ホットプレート強火にして焼いといてー!」
「「「了解。」」」
あまった餃子の中身を丸めて、片栗粉をまぶしてフライパンで揚げ焼きしたのち、甘酢餡を絡める。
今日作れた肉団子の数は12個。四人だから一人三個?イヤイヤそんなことはない!!
ひとつも食べられなくなる前に、ひとつつまんでおく。
ぱくり。
うん、美味い、さすが。
お皿に盛って、テーブルにいくと、すっかり餃子が焼き上がっていて…。やっぱり安定の先に食ってるパターンだよ!
「今日の餃子おいしいね!!」
「はふはふ、うまうま!!」
「この包み方したの誰!!中身出てる!!」
「でもうまいや!!」
「あ肉団子来た!!」
「たべるたべる!!」
なんだもううるさいな!!!
この騒がしい食卓はどうなんだ!!
なかなか楽しいじゃないか!!
ずいぶん昔に、一言もしゃべらない食卓を囲んでいた身としましては。
あの頃望んだ、会話のある食事ができる幸せをしみじみと・・・
「ねえねえこれ焦げてない?!」
「それもまた美味し!!」
「ギャハハこれ皮しかないじゃん誰肉食ったの!!!」
「ちょ!!肉団子もうないじゃん!!」
「ねーねーポン酢なくなったから酢としょうゆ持ってきてー!」
うるさいな!!!
全然感傷に浸ることもできやしねぇ~!!!
私はずいぶん数の少なくなってしまったホットプレートの餃子に勢いよく箸を伸ばした。
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