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連載中 長編 SF / 日常

真夜中に愛猫とキスを

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公開日時:2021年11月21日(日) 01:00更新日時:2022年7月29日(金) 00:07
話数:24文字数:86,726
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あらすじ

究極なまでのブラック企業、アビス株式会社に勤めるプログラマー、下唐湊崇史(しもとそたかし)は、家に帰った時に出迎えてくれる猫のわらび(年齢不詳・メス)だけが心の支えだった。

徹夜で仕事に取り組み、そのままその日の夜まで仕事をし、真夜中によれよれになりながら自宅に帰った崇史は、玄関に出迎えに来てくれたわらびに思わず頬ずりして、キスをしようと顔を近づける。

だがその時、わらびの方から崇史に顔を寄せて口づけをしてきた。普段ならキスなど許してくれないわらび、遂に許してくれた、と崇史が喜んだのもつかの間、わらびは口の中に舌を突っ込み、熱烈なディープキスをしかけてきた。

愛猫とディープキスという異様な状況に崇史が目をつむると、耳に柔らかな女性の声が聞こえてきた。

目を見開くとそこには、すらりとした体格の猫獣人に返信したわらびの姿が。変身した彼女が言うことには、彼女は地球とは別の次元にに住む、高次元の神の遣いなのだとか。

わらびと『契約』を結び、生物の本質を見抜く目を手に入れた崇史は、ブラック過ぎて高次元存在から危険視されている、アビス株式会社の実態を知る。

実は高次元の存在そのもので人間ではなかった同僚六反田(ろくたんだ)、異世界の魔物を溺愛する総務部員四十物(あいもの)。

悪霊に取り憑かれている課長小飯塚(こいいづか)、二次元の邪神を崇拝している部長俵積田(たわらつみだ)、神に祟られている社長七五三掛(しめかけ)。

世界の「ひずみ」に満ち溢れた勤め先の人間は、一癖も二癖もある人物ばかり。

そして契約維持のために毎夜わらびとキスを交わしながら、崇史はブラックすぎる会社をよりよい環境にするべく、六反田や四十物と協力しつつ、異次元の力を使いながら動き出すのだった。

 

※ノベルアップ+様、カクヨム様、アルファポリス様、エブリスタ様でも並行して公開しています。

https://novelup.plus/story/295356818

https://kakuyomu.jp/works/16816700428218503878

https://www.alphapolis.co.jp/novel/103558036/636569420

https://estar.jp/novels/25903639