時に、西暦2098年。地球は謎の侵略者『パラレイド』の侵攻によって、終わりの見えない永久戦争へと突入していた。時間も場所も問わず現れ、時には地球上の地形さえ変えてしまう圧倒的な敵、パラレイド……人類の抵抗も虚しく、戦況は日々悪化してゆく。この時代、世界が人類同盟を結成して運用する人型機動兵器「パンツァー・モータロイド」……通称PMRが主力兵器となっていた。パイロットと同じ人型で、ある程度の思考型インターフェイスを持ち、なにより「女子供も戦争に動員するので、自分の肉体と同じ形の兵器が使いやすい」ため、次々と新型が開発されてゆく。そして、子供たちは幼年兵として戦場へ駆り出されてゆく。囮にされ、弾除けにされ、使い捨てられてゆく幼年兵……だが、世界は絶望の中から一人の少年を選び、運命を委ねるのだった。