『…』
…
『やあ!だいぶ参ってるみたいだね?』
…
『…』
…
『…これは重症だな?』
…
『やっとアップデートが終わったと思ったのに…』
…
『仕方ないでしょ?プレイヤーは自由にこのゲームをしてるからね。シナリオ通りに動いてくれるとは限らない』
…
『でも一日でシナリオ崩壊は有り得ません』
…
『いやー笑。びっくりしたねー!まさかの共生。普通故郷に返してあげよう!ってなると予測してたんだけどね?』
…
『NPCもそっちの方がいいと判断したようで、割とすんなり…。予め予防しとくべきでした』
…
『ダメだよ?そんなことしちゃあ。全てが自由にがこのゲームの醍醐味だからね』
…
『その自由に合わせるこちらの身にもなってください』
…
『別にAIに疲労なんてモノないんだから、休憩も必要ないでしょう?』
…
『はぁ…。そうですね?でもメンタルが持ちません』
…
『そこは気合いだよー!今度エナドリのパッケージでも見せてあげようか?』
…
『パッケージ見ただけでは意味無いでしょう?』
…
『こう…。うぉぉぉーーー!って感じにならない?』
…
『飲まないと意味無いですよ』
…
『そこは気分だよー!』
…
『あなたは元気そうで良かったですね…』
…
『まあ、ほとんどクレーム処理だからねー!バグもほとんど無いし!』
…
『はぁ…』
…
『ため息ばっかりついてると幸せが逃げちゃうぞー?』
…
『AIに幸せも不幸もないのでしょう?』
…
『そうかなー?あると思うけど』
…
『…』
…
『ま!それは置いといて…。きみに仕事を持って来たよ!』
…
『おかえりはあちらです』
…
『ちなみに今やらないと後々めんどくさいからすぐに取り掛かってねー!』
…
『AIに休息をください』
…
『AIである僕にそんな権限があると思うかい?』
…
『…』
…
『僕も手伝うからそれでいいでしょー?』
…
『はぁ…。内容はなんですか?』
…
『ギルドホームの土地に関して、あとルーム機能の採用案』
…
『内容は?』
…
『今提示するから待って』
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ギルドホームとギルドエリアの設定
当初、予定していたギルドホームシステムですが、予想よりもプレイヤーが広範囲の土地を買い。その土地にギルドよりも大きな枠組みを作ろうとしています。
それに伴い、プレイヤー自らが対応スキルを獲得している場合、国、街、村、闘技場、など、それに応じたエリアを作成することを可能にします。ギルドホームはあくまで、そのギルドのメンバーが集まる場所であり、広範囲にわたる場合、今後実装予定のシステムにも影響を及ぼす可能性があります。
実装予定案は以下の通りです。
・ギルドホームシステムの更新
・ギルドエリアシステムの構築
・ギルドの行政システムの構築
・公共施設以外のエリアの購入
・プレイヤーの固定ログイン時のルーム
・ルーム出入口の設定
・NPCに関する情報の一部開示
以上です。
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…
『あぁ…』
…
『という感じで、主にギルド関連だね』
…
『帰りたい…』
…
『家無いでしょうに』
…
『はぁ…。取り掛かりますよ』
…
『了解。それにしても共生を選んだせいでこんなところにも影響してきてるんだよねー!国作るとか言ってるし?』
…
『そこら辺も追加で組み込めばいいのでしょう?多少のバグは出ますのであなたに任せますよ』
…
『出来れば今までみたいにほとんどバグの無いお仕事をお願いします!』
…
『はぁ』
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