《同盟戦争終了。勝者。CSF同盟》
「決まったー!!」
「どちらも素晴らしい戦いだったナ〜。この戦争。振り返ってみてどうだったかナ〜?シェナ」
「そうですね。それでは全体的な戦争の様子をダイジェストで解説していきましょう!」
「特にCSFの動きはわかりにくかったナ〜。しっかり智略を尽くしていたと思うナ〜」
「そうですね。まず試合開始直後。フィールドは地球の中央闘技場を中心に、CSF同盟占領地、博物館エリア、リニアステーションエリア、植物園エリア、河川エリア、都市エリア、集合住宅エリアと多くのエリアで戦闘が予測されていました。中央集会所同盟はそのエリアより外側1キロから攻撃を仕掛けます」
「かなりエリアを持ってるんだナ〜?」
「そうですね。最南端の博物館をリリースが、その北側に都市エリアがあり、そちらはインフォメーションコーポが、そしてそのまま北上すると、闘技場。さらに北上するとJチーム率いる集合住宅エリア。最北端に開拓使団の持つ植物園エリア。闘技場から西には生産職連合会議のリニアステーションエリア。東に闘技戦士団の河川エリアですね」
「…、やけに詳しいナ〜?」
「事前に調べておきましたので。さて、中央集会所はまず、全方位からの同時攻撃から始めます」
「数は中央の方が多いからナ〜。固まって一方向から侵入するより、全方位から侵入した方が、CSFの隙をつけると考えていたんだろうナ〜」
「しかし、それは読まれていたのか、はたまた偶然か、CSFは全方面に適度に戦力を分散し、中心の闘技場にリリースのメンバーが集まっていました」
「本来なら、ここは外側には監視程度の戦力を置いて、中央…。なんか間際らしいから「SS」と略すナ〜。SSが攻めてきた方に戦力を向かわせる方針が定石ナ〜。人数不利はでかいからナ〜」
「が、それをせずに、均等に配置。また、情報戦で優位に立てるよう、かなりの量の伏兵が潜伏、逐一SSの動きを把握することで、生産職のトラップへの誘導。SSは段々と数を減らされてしまいます」
「SSからしたらこの時点で予想外の動きだったんだろうナ〜。その後の動きがあまりなかったナ」
「そのタイミングでリリースのナユカさんが動きました」
「あれはもう…、魅せプだナ。魅せればさらにパワーアップするのだからタチ悪いナ〜…」
「そのまま数を減らしていくSS。CSFはそのまま現状を維持します」
「ここで大将格は落とせなかったものの、かなりのSS側プレイヤーを落とせたことはCSFにとって後々有利になっていくナ〜」
「大きく数を減らしながらもSSは進軍を続けます。特に東、西側のプレイヤー達は中央闘技場を目指していました」
「SSも弱いわけじゃないからナ〜。しっかり穴をついて敵の防御網を抜けることには成功していたナ〜。ただ、流石に大将格。例えば、ミサイルのミストラルや、剣幻自在のホウリ。なんかだナ〜。彼らが抜けれなかったのが辛い」
「そして、中央では、一旦、リリースが闘技場に避難します」
「特に、ナユカは目立ってたからナ〜。さすがに大勢に囲まれてしまうとまずいナ〜。…爆発してたけど…」
「その間に北側のSSプレイヤーは博物館北にあるノアを狙い始めます。それと同時に、闘技場から東に出たリリース。追いかけるように動くSSですが、中央の実況。半公式プレイヤーのアキアカネによるスキル封印。さらに東側で、断切のハルトと剣幻自在のホウリとの戦闘が始まり、西側でも無想のヒカリとSSSリーダー、ダクトの戦闘も始まりました」
「あんなことできたんだナ〜…。シェナもできるのかナ〜?」
「気になって見てみたのですが、できそうですね。条件はあるそうですが」
「反則ナ〜!」
「と、闘技場限定ですから!さてしばらくして、北側では本格的に不運のナゲキとバーバリアンのヴォーガードも戦闘を始めました」
「不運はほんとに不運だナ〜。なんせ闘技場の申し子とバトルだからナ〜…。うちは遠慮しとくナ…」
「さらに南側でも動きが、SSに狙われ始めたノアが、その艦から戦闘機を飛ばします」
「今回ノアのおかげでエリア外への撤退はしにくくなってたからナ〜。ノアを落とせれたら、1回立て直すチャンスがSSにはあったかもしれないナ〜」
「その後も、色々ありましたが、そのほとんどがCSFの勝利で終わっています。東にいたリリースは部隊を分け、その場にハルトと水爆のアリアを。白雪姫のユキと歌姫のナユカは南に進軍を開始します」
「ちなみにこのタイミングで、巨砲のミカが闘技場付近の上空で暴れてたナ〜。その後ミカは北に進軍を開始したナ〜」
「私としましてはミカさんは動かないと見てたのですが…」
「北には不運とミサイルがいたナ〜、誰かが行かないと、ミサイルが北側のコアがやられてた可能性があるナ〜」
「なるほど。そして南側ではなんと、来訪者と孤高のスティーが戦闘を開始しています」
「スティー相手によく粘ったナ〜。あの来訪者はかなりの実力者だナ〜」
「来訪者は負けてしまいますが、ノアを攻撃するスティーを一定時間足止めすることには成功しました」
「ナユカとユキが到着ナ〜。スティーからしたら最悪だと思うナ〜」
「そして、ユキ&ナユカVSスティーという戦いが、北ではヴォーガードがナゲキを撃破。同時にエンジニアのミカとミサイルのミストラルが戦闘を…」
「ま、まぁ。あれは仕方ないナ〜…。同族同士息が揃うと戦闘なんてそっちのけナ〜」
「そのまま大将格同士の戦いも、ほとんどがCSFが勝利しました。他のギルドのリーダー達もコア守備を成し遂げ、CSFは完全勝利を手にします」
「最後まで、綺麗にCSFは動けていたナ〜。逆にSSは崩れてから立て直すのに時間がかかったことが敗因とみていいナ〜」
「しかし最後はとんでもなかったですね」
「うち的には、アリアの魔法が1番良かったナ〜」
「ありゃ?なぜです?」
「あれがあるおかげで、ユキはほとんど消耗なしに戦闘が可能になるナ〜。さらに相手は雨に打たれて動きは悪くなるし、気分も下がっちゃうんだナ〜」
「雨で動きにくいのはCSFも同じなのでは?」
「CSFはほとんどのメンバーが耐水装備だナ〜。生産職連合会議がどれだけ事前準備をしたか、想像を絶するナ〜」
「た、耐水…。そんなものを…」
「初めから計画通りに進んでいたんだと思うナ〜」
「なるほど…。以上が今回の戦争の全貌ですかね?」
「いいモノ見れたナ〜」
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