Reality barrage Gamers

初心者がゲームの常識をひっくり返す...無自覚に?
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V1.30  同盟システム

公開日時: 2022年4月16日(土) 15:24
文字数:2,230




「それじゃぁ集まったね〜」







 あれ?今私は大きな会議室みたいな所でユキの隣に座っていた。どゆこと?


「まずは私から自己紹介ね〜知ってるとは思うけど〜。ギルド「力の解放リリース」のリーダー、ユキ。今回の会談、及びこれから話し合う企画の主な概要は私が説明するよ〜。はい!次ナユカね〜」


 え?あ、えーと。


「ギルド「リリース」のナユカです。よろしく?」


「ちなみに今回の立案者ね〜」


 いや、私!そもそもなんでこんな知らない人と会議してるのか分からないんだけど!?


「同じくリリースのビュアです。動画投稿などをしています」


「あー、リリースのハルトだ。主に武器作成やってるぜ」


「リリースのアリアと申しますわ!大規模な魔法なら任せなさいですわ!」


「うちはリリースのミカ。メカニック担当な」



 うん「リリース」のメンバーはそれぞれみんな会議室の椅子に座っている。ユキから時計回りに私、ビュアさん。ハルトさんとアリアさん。最後にミカちゃんが座っている。

 そしてそのミカちゃんの隣には…。


「えっと…。周りのメンツに若干ビビってる。ギルド「インフォメーションコーポ」のリーダー、セリエルです。情報管理、スキルの検証などをしている」



 そう自己紹介したのは黒いコートにシルクハットを被った金髪美男子。


「それあなたが言う?ギルド「開拓師団」リーダー。サーニャよ。この広いゲームの世界で色んなところに、景色や街並みを見に行く。そんな自由な、プレイスタイルが主軸のプレイヤーの集まりよ」


 そう言ったのは、赤い髪に赤い目の女性。動きやすそうな軽装。でも、戦闘などで局部を守れるようにできている。スタイルめっちゃいい。


「今度はワシじゃな?ワシはギルド「生産職連合会議」の代表ジークじゃ。様々な生産職のプレイヤーで組んだよりあいじゃな。本当ならそこのハルトにも入って欲しかったのだがのう?」


 今度は、なんかわざと年寄りみたいな格好したおじいちゃんポイ、男性。決して年寄りじゃ無いよね?なんでわざわざそんな話し方してるのか気になるけど…。

 よく考えたらユキとかロールプレイしてるからそんなもんかな。


「えと、ギルド「Jチーム」リーダーのワダチです。あまり決まった方針はありませんが、メンバーがそこそこ多いのと、基本クエスト処理してることが多いです」


 今度はTheプレイヤーって感じの装備。少し控えめな性格なのか。自信のなさそうな男の子。


「俺は「闘技戦士団」団長。ヴォーガード。闘技場で戦うことが好きな面子を集めてる。よろしくな!」



 今度は筋肉ムキムキ!バッキバキのいかつい戦士。上半身半裸だからシックスパックがくっきり。なにあれどうやったらあんな体格が出来上がるんだろ?もちろん男。


「ん。ヒカリ」


「ちょっとヒカリ!真面目に自己紹介しなさいよ。半公式プレイヤーのアキアカネです。今日は2人とも普通のプレイヤーとして来てるよ」


 次に2人。私でも知ってる。実況解説の2人。


「最後に〜。私の隣にいる子がキリア。この子は喋らないけど〜。基本生産。と言うよりアイテムかな〜?仲良くしてあげてね〜」


 最後に私と反対側のユキの隣に座っているミカちゃんくらいの女の子。白い…。研究所の人達みたいな服を着てる。けどブカブカ過ぎで服の方がでかい。



「それじゃ〜本題に入ろうか〜。皆さんにお集まりいただいたのは他でもない。このノアの周りの土地〜。私たち「リリース」が買った土地。その他周りの土地を街に変える計画。それに賛同してくれたギルド間の同盟を締結しませんか〜?」



 あー、なるほど。協力者を募るって言ってたもんね。こんだけ集まったんだ?私が昨日闘技場でバトルしてた間に集めたんだろうけど、よくもまあそんな賛同者がいたね?言っときながらなんだけど、結構街作ろうって言われてもバトルメインのゲームだから、人は来ないかな?と思ってたんだけど。


「なるほどな。同盟ですか。具体的にはどんな感じにするんですか?」


 そう質問したのはセリエルさん。



「それぞれのギルドで役割分担をしつつ、MPCの保護。敵対組織やモンスターからの防衛。それぞれの技術提供。とかかな〜?」



「なるほど。それは「リリース」さんからもそれぞれの力について教えて頂ける。ということで?」


「わかってる限りの情報なら提供できるよ〜?」


「わかりました。私たち「インフォメーションコーポ」はその同盟。受けましょう」


「お主なかなか簡単に賛同するのじゃな?」


「そういうジークさんも受ける気満々でしょう?元々建築とかしたいしたいとよく言ってるらしいじゃないですか」


「やれやれどっからそんな情報仕入れてくるんじゃろの?」


「俺からも質問だが、役割分担って言ってが俺たち「闘技戦士団」は何になる?提供できる技術もねーぞ?」


「「闘技戦士団」の人たちにはこの街で起こり得るであろう。モンスターからの防衛。それと害悪プレイヤーの排除かな〜?あとMPCの育成」


「ほう?それ以外は別に自由でいいのか?」


「うん〜。もしかしたらボスモンスターとかの討伐も頼むかもだけど〜。いるかどうか分からないしね〜」



「はっはっはっ!おもしろそーじゃねーか!俺たちはその話受けるぞ!」


「それじゃ、私たちも素材集めがメインかしら?その場合。生産職連合会議の作った装備とか優遇してもらえるのかしら?」


「ワシは構わんぞ。素材集めも頼むがな?」


「そうして欲しいかな〜」


「私たち「開拓師団」も入るわ」


「「Jチーム」も参加します!」


 ここにいる人たちは全員参加みたいだね?良かった!


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