Reality barrage Gamers

初心者がゲームの常識をひっくり返す...無自覚に?
D,S(diamond) D
D,S(diamond)

R×2 14  リリース新規加入!?

公開日時: 2022年7月18日(月) 01:17
文字数:1,794



「さて、皆さん〜。お久しぶりだね〜?」


「だねー?」


「いきなりワンタイムイベントはびっくりしたがなw?」


「私はちゃんと生放送にしてたので良かったです」


「ん」


「…♪」


「RESTART。いい響きですわ」


「そ、そうか?」



 うん。みんな元気そうで何よりだね。たぶん私が1番不調だったんだと思うけど。


「早速、今後のことについて話していきたいんだけど。初めに言うと、拒否権はあるからね〜?」


「なんだそりゃw?」



 ユキはそこからは真剣な表情で喋りだした。


「まず、このゲームについて。あ、言っとくけど他言無用ね〜。このゲームは元々兵器開発の一環で作られたものだった」


「…」



「まあ、それの関係あって「マザー」みたいな超高性能AIが運営していたんだけど〜。この度ナユカのパパ。勇人さんが「RBG」を買収しました〜」



「「は?」」

「「はい?」」


 みんな仲いいね?




「そのおかげで「RBG」は無事に運営再開できたわけだけど〜。兵器開発の一環と言う部分は引き継がれていま〜す」



「な、なんかとんでもない事に巻き込まれてねーか?」


 うーん。ハルトさん正解!!



「それは現実世界へのプレイヤーの投影」



「投影…ですの?」


「そう、投影。現状、兵器としての最新攻撃手段は、テレポート質量兵器が主流だけど〜。このRBGの攻撃手段はプレイヤーがスキルを使って行う攻撃をリアル投影する技術」



「で、できますの?そんなこと」


「できる。RBGサービスエリア内だと、私たちの弾幕を実弾として使用することができるらしい」



 まあ、これにはびっくりだよね。



「リリースのみんなにはお願いがある」


「待って。それは私が言うよ」


 ユキを止めて私がみんなに向き直る。これは私の問題だからね。



「みんなに。私と一緒に戦って欲しい」


 私は頭をみなに下げ、私と一緒に戦って欲しいと言う。これは「私の為に戦争に加担して」と言っているに等しい。


 だからユキは初めに拒否権があることを言ったのだ。




「「「「「わかった」」」」」



「え?」


「そもそも、もう巻き込まれてるようなもんだしな?うちだってナユカのために戦うことは吝かでは無いぜ?」

 

「そういうことだなw」


「1人で行く方が馬鹿なのですわ」


「ん。私は構わない」


「水臭いですね?友達を助けることに何を躊躇うことがあるのでしょうか?」


「そうですね。私としてもナユカさんは大切な仲間ですよ?」





 みんな…。優しすぎるよ。








 「まあ、そんなことだろうとは思ってたけどね〜。さて、まあ、大事な話は決まったわけだし。今後の目標だけど〜。ひとまず新メンバーを迎えに行きたいと思いま〜す」




 ん?ちょっと待って初耳なんだけど?



「新メンバー?」


「そう」


「迎えに行くってどこにいるんですの?」


 アリアさんの質問に対して、ユキはとんでもないことを言い出した。



「セカンドムーンにいるよ〜」


「いけねーじゃんw」



 ハルトさんのツッコミ通り。私たちはまだRBG内で地球外に出れない。


「そう!だから見つけるの!」


「ちなみに誰?」


「秘密!」


 うん。秘密にする意味ある?




「ともかく、移動手段を私たちで見つけること。これが私たちの目標かな〜」



「なるほどな…」


「それと。RBGのメインストーリー自体は進行再開するから〜、そのための来訪者達のちょっとした育成やら土地開発やら…。そこら辺も同盟のみんなと進めていかなくちゃ行けないから〜。なかなか大変だよ〜?」


「いいぜ。やってやろうじゃねーかー!」


「ヒイロさんとかは。だいぶスキルの扱いには慣れてきたのですわ」


 来訪者達は先日の事件には巻き込まれなかったみたい。マザーがその時の記憶も処理したらしいから、事件自体知らないみたいだね。




「そういえば来訪者は「HP全損」でセーブエリアに帰還するシステム追加されたらしいよ〜?」


「それは朗報ですわ!」


「痛みとかも無いようにしたって〜」


「それまた急だな?なんでだ?」


 ほんとに急だね?



「色んなプレイヤーからクレームが多かったみたいだね〜。元々は「共生」じゃなかったみたいだから、そこら辺のシステムは作ってなかったんだって〜」


「納得ですわ…」



 確かに、共生自体が想定外のシナリオだったみたいだしね。そう考えたらむしろマザー頑張ってるんだなぁー。



 あ、ちなみにマザーにはあったけど、THEアルビノって感じの少女の外装つけてたよ。


 人形みたいで欲しい…。あ、マザーの所有権ってパパが持ってるんだっけ?…パパ〜!!マザーちょうだーい!!!







読み終わったら、ポイントを付けましょう!

ツイート