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T049  アイテム「姿隠しのカプセル」

公開日時: 2022年1月27日(木) 06:00
文字数:2,503

 




 あの後私達はきっかり12時までオーブ集めを頑張った。残念ながらサーチでお目当てのオーブは他のプレイヤーに取られ、少しガッカリしたがその分、採掘や、採取。また野良のオーブを獲得することができたので良しとしよう!


 成果はこんな感じ。



スキル


〔打ち上げ〕

 カテゴリー:動作系 ランク:黄

 魔弾に使うことでその魔弾を真上に超高速で打ち上げることが出来る。真上以外の方角は不可。


〔桜〕

 カテゴリー:植物系or造形系or色彩系 ランク:青

 魔弾の形を桜の花びらのように変えられる。また、〔植林〕のスキルと一緒にMP消費で桜の木が生える。


〔効果音〕

 カテゴリー:音響系or動作系 ランク:白

 自分のイメージした効果音を魔弾を起点にだす。声や、生き物の鳴き声はできない。


〔蹴り〕

 カテゴリー:体術系 ランク:白

 蹴りをすることができる。攻撃力アップ&動きの補正。


〔食べる〕

 カテゴリー:生活系 ランク:黄

 食べ物によるバフ効果アップ。液体は不可。



アイテム


  • 鉄×16 1つ1kg
  • 石×55 1つ1kg
  • 土×10 1つ1kg
  • 小枝×5 1つ1本
  • 雑草×4 1つ1束
  • 水×4 1つ1L



 新しいスキルが5つにそこら辺のアイテム。ちなみに素材アイテムは容量無限なのは助かった。インベントリに勝手に入っていくのもナイスである。1つ1kgの石を55個とか重労働にも程があるからね。楽できてよし!


 スキルに関しては試して見たりユキに教えて貰いながらして大体の効果はわかった。カテゴリーはコロコロ変わるものがあるらしいけど…。まあ、使い方次第かな。


 で、それから私達はお昼ご飯を食べに現実に帰還。ちゃんとユキのお昼ご飯も作ってくれたナビィに感謝しつつ、少し休憩して12:45くらいに再度ログインし今に至る。









*






 よし、ログイン!!ログイン場所は私の部屋です。すぐにユキもやってきた。もう隣に添い寝するのは突っ込まないよ。


「よし!!ナユカ〜、闘技場行こ〜か〜」


「うん!」


 家から闘技場までは比較的近いからね。ほぼ一直線だし、近くて楽なのはいいけど。


「ただね〜…闘技場にこのまま行くとどんどん人が集まって来ちゃうでしょ〜?」


「あ…、うん。それは嫌かも、闘技場周辺は安全エリアだけど、そこに行くまでの道のりで他のプレイヤーに襲われると面倒くさいかな…」



 実際ビル爆発事件のあとも結構な数のプレイヤーが私のアイテムや、ユキのランキング目当て(ユキはランキング9位でそれを倒すとかなりのランキング上昇が見込めるため)の強襲がたびたび起こった。初めの時みたいに多くはないけど、1人2人と、頻繁に攻撃されるとまあまあめんどくさい。例えユキがほとんど瞬殺してくれていてもだ。

 出来れば見つかりたくない。


「そこでこれの出番〜」


「おおー!…なにこれ?」


 ユキはおもむろに、たぶんインベントリから緑の卵形のカプセル?みたいなものを取り出し私に見せてくれた。


「これはね〜!一定時間他のプレイヤーから私たちを感知させないアイテムだよ〜」


「おおー!!じゃあバレずに闘技場まで行け…、それビュアさんも感知できないんじゃない?」


 確かにそんなアイテムがあるなら楽でいいけど。ビュアさんにも感知されないなら意味ないような?集合場所に行っても気づいて貰えない。


「ちゃんとフレンドには見えるようになってるよ〜」


「それなら大丈夫だね!!」


 さすがアイテム。そこら辺のことは可能なのか。


「効果はこのカプセルを開けてから30分。パーティーメンバー全員に同じ効果が反映されるよ〜。ちなみにちょっと値ははるけどアイテムショップでも売ってるよ〜」


「また、後で買って置かないとね」


 そうして私達は私の家から出る。確かに効果があるのか、私が試しに通りかかったプレイヤーに大声で話しかけたりしても反応せず、そのプレイヤーを触れようとするとスルッとすり抜けてしまった。


「アイテムさすが…」


「他にも爆弾とか〜、効果低い割に値段が高いHP回復ポーションやMP回復ポーション。あと解毒ポーションとかの薬類に〜。それに非常食とか水筒とか〜?そういったものも買えるよ〜」


 アイテムショップ。よし覚えた!絶対に近いうちに行こう。回復ポーション欲しいし、他にもアイテム見てみたいからね。






*





 そうこうしているうちに、ついに私達は目的の闘技場南側ゲートに到着する。時間は12:56。飛んで跳んで来たらなかなか速いね。私はキョロキョロ当たりを見渡す。すると。



「姿隠しのカプセルですか。周りの人達が全然気づいていません」


 私の後ろからビュアさんがやってきた。すかさずパーティー申請が来たので私達のパーティーにビュアさんを加える。これでビュアさんも周りから見えないはずだ。


「こんにちはビュアさん!」


「はい、こんにちはナユカさん。お時間いただきありがとうございます。ユキさんもわざわざこちらのお願いを聞いていただきありがとうございます」


「よろしく〜。ユキよ」


「私はビュアと申します。動画投稿などしています。ユキさんのことは前々から話してみたいと思っていました」


「とりあえず〜…、着いてきて〜、話し合いにちょうどいい店を知ってるから〜」


「はーい!」

「はい」


 こうしてビュアさんと合流しユキ先導の元どこかに向かう。大通りから逸れ、見えてきたのは…


「んー…レストラン?バー?それとも喫茶店?」


 見た目喫茶店中身レストラン、でもカウンターがあってその奥にはお酒がズラリ…反対の店の隅には和風の座敷や個室…というちょっと色々盛り込まれ過ぎなお店だった。



ステータス


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名前 ナユカ


所持金 154800G



HP 0├───────────┨


MP 0├─────────╂─┤




《スキル》


『パッシブ』


「原型」

魔力


「強化系」

体力強化


「生活系」

食べる


『アクティブ』


「属性系」

火 火炎 爆発 光 風


「鑑定系」

植物鑑定


「色彩系」

赤 青 緑 紫 桜


「動作系」躱す 回す 伸ばす 直角 止める 減速 連動 集合 舞う 帰還 条件 打ち上げ


「設置系」

魔法陣


「音響系」

歌唱 効果音


「表示系」

地図 表示


「部位系」


「命名系」

技名


「剣術系」

短剣術


「造形系」


「体術系」

受け身 叩く ジャンプ スーパーアクセル 蹴る




『?』

魅力 鍛治


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