待ってました〜！！いよいよですよ！魔法！！

　ユキが色々バトルでしてたこと、してみたいんだよね〜

「じゃあまずは基本ね〜。初めはスキル〔魔力〕を使うって意識すること。それが出来たらなにかが体にまとわりついているような違和感を感じないかな？」

スキルを使うって意識すること....意識........意識....

んー？....あ？なんか熱いような....？

「見つけれたかな〜？」

「なんかこう、熱いのが心臓あたりから....」

「そうそう！それが魔力ね〜。これを手から外に出すイメージをしてみて。」

　えーと....心臓あたりにある熱いのを....あ、これ心臓の隣かな....？ちょうど体の真ん中にあるのか。

　これを手から出すイメージ....んー？まあなんとかなるでしょ〜、ノリと勢いで出してみようか！！

「せーのっ！ポンッ！！」

ポンッ！！

「おぉ〜出たでた〜！」

「え〜....。初めは飛ばさなくていいのに。」

「え？そうなの？」

「まあ、いいんじゃない？初めから飛ばせるなら説明楽でいいし〜」

（まあ、そもそも普通は魔力を初めから飛ばすイメージはしないんだけど....それにスキル無しで綺麗な丸い魔弾を....）

　あれ？なんかユキが下向いてブツブツ言い出したんだけど、なにか悪いことした？

「ねえ、ユキ....？なにか悪いことした？」

「はっ！い、いやいや全然違うわよ！！気にしないでそれよりも！！魔法使えたね！」

「うん！！」

やったね！これでまずは1歩前進かなぁ〜？

「んじゃ、次！さっきのを魔弾って言うんだけど、今度はその魔弾をできるだけいっーぱい出してみようか！！」

「はーい！」

　今度はいっぱいたまを出すイメージ....んー？あ！そうだ。どうせいっぱい出せるなら綺麗に出したいね！ユキがやったようにいっぱい周りに出すイメージで....

「それ！........あれ？出ない....」

「あらら、なにをイメージしたの？」

「いや〜、さっきユキがバトルしてた時みたいに周りにいっぱい弾出そうとしたんだけど....」

なんで出なかったのかな？

「あぁ、それさ自分から離れたところから魔弾出そうとしたでしょ？基本このゲームはイメージした魔弾をそのまま再現できるんだけど、それに対応したスキルがないと出来ないんだよ〜。だから今のは〔遠隔設置〕とか〔魔法陣〕みたいなのがいるね〜。」

　あら、スキルがいるんだ....。なんか少しスキル細すぎじゃあないかな？色々集めないといけないのかもね。さっきのオーブショップでも変なのばっか売ってたけど....スキル....かなり多いんじゃない？

　気長に集めていこうか。それよりも！今度はどうしよっかな〜....遠隔設置がダメならやっぱり手からかな。でもただマシンガンみたいなイメージだと綺麗とか言えないよね〜....

「....まあ、色々考えてみてよ！気長に待つからさ！」

(こんなに悩むってことはなんか変なこと考えてるからねナユカは。絶対面白いことするって！私の感が囁いてるわ！！！)

　うーん....とりあえず....えいっ！！

ポンッ！！

　ここから綺麗に分裂....もしないとこれもスキルか....

　スキルね....私が今持ってるスキルで何とかならないかな？えっとー今の手持ちは....

ステータス

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名前　ナユカ

所持金　500G

HP 0├───────────┤

スキル

パッシブ

魅力　魔力

アクティブ

火　回す　植物鑑定　躱す　火炎　叩く

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この中でめぼしいスキルは....〔火〕か〔火炎〕かな？いやでも、どっちも違いが分からないんだよね。〔火〕は属性がどうのこうの言ってた....じゃあ〔火炎〕は？いかにも属性っぽいのに....

じゃあ〔叩く〕かな？自分の出した魔弾を叩く........んまぁ〜悩むよりやって見ようか！

「魔弾を出して〜」

ポンッ！！

「これを〔叩く〕！！粉々になればなおよし！！」

パーン！！！！あれ？

「うわっ！？」

　なんということでしょう！！叩いた魔弾が粉々にならずに一直線にユキに飛んでって行ってしまったではありませんか。まあ、しっかり躱してたから大丈夫だと思うけど。

「ちょっとナユカ！！いきなりこっち目掛けて攻撃しないでよ！！」

「ご、ごめんごめん！！いや〜ユキの方に行くとはお思ってなかった。」

そうそう、粉々になっていれば良かったのよ。

「もう、気おつけてよ〜？」

はーい、できるだけそちらに行かないように善処しようかな。

んー。

でもまた振り出しに戻ってしまった....

　イメージはできるけど結構スキルが取れてないから出来ないことが多いんだよね。まあ、簡単にガトリングガンみたいに沢山飛ばせばいいんだろうけどさ〜？なんか私のイメージと違うんだよね？

「ねえ、ユキ。」

「ん？なーにー？」

　今のスキルだけじゃ到底無理だろう。だから今は考えないに限る。やれることからやっていかないとね。