Reality barrage Gamers

初心者がゲームの常識をひっくり返す...無自覚に?
D,S(diamond) D
D,S(diamond)

EC:174  200匹いたら?1000匹いると思え!!

公開日時: 2022年6月1日(水) 22:22
文字数:2,440



 現状、絶体絶命のタイミングでビュアさんという助っ人を得た私たち。何故かお姫様抱っこされていることはひとまず置いといて…。


「ビュアさんがなんでゲームの中にいるの?」


『私が呼びました』


 ナビィがカミングアウトしたのはまあ、何となく予想は着いていたけど。


 それよりも…。


「なんで黙ってたの!?」


 言ってくれれば心持ちだいぶ楽になったのに!!


『ビュア様が姫様に間に合うかどうかわかりませんでしたので』


「実際、隠密特化の技がなければ今ここにいないですよ」


 そういえばいつの間にが私の近くにいた…。音もなく現れたビュアさん…。そういえば黒龍の時も姿消してたな。なるほどストーカー特化ね!


「私の技もそろそろ解けます。行きますよ」


「「了解」〜」


 再び3人で進み出す。まだまだ前方にはシルエットがうじゃうじゃいるのでこの援軍はありがたい!




 単純に火力が上がったので進みやすくなる。

 その代わり見つかりやすくなったのだけど。


 

 ビュアさんは〔霊力〕を誰よりも使いこなせるので、敵本体を止めたり、敵の弾幕を止めてくれたりしてかなり進みが早くなる。私たちはまだ〔霊力〕にはあまり触れていないから助かるよ!


 しかし、そう上手く進めるのも束の間…。



「やっぱりめんどくさいですね」


『突き進めそう?』


『無理かな〜…』


 またもや、大量のシルエットに道を防がれてしまった。


 こうなると、時間を取られる上に、MPを大量に消費してしまう。


「おふたりは先に。活路は作りますよ」


「ビュアさん?」



 そんなことを言うビュアさん。


「ナユカ〜。さすがにこの数を相手にしてたら時間が無いよ。ここはビュアに任せよう?」


「でも!!」


 さすがにビュアさんだけだと負けは明らか、ビュアさんも死ぬ気でここに残るつもりのようで、明らかに高そうなカプセル系アイテムのバフを自身と私達につけてくれる。


「行けたらまた追いかけますよ」


 そんなことを言うビュアさんだが、その時…。



「っ!?早い!シルエットが来る!!」


 ユキのあげた咄嗟の声に私たちは身構え、戦闘態勢をとるが…。


「よっと!いくぜ!【ドーン】!!」


 私たちの後方から、見た事のあるレーザーと掛け声が聞こえ、目の前のシルエットを薙ぎ払っていく。


「「「ミカ!」さん!」ちゃん!」



「おう!うちのお出ましだせ!!話はなんかよく知らねーがナビィとか言うやつに聞いた!行ってこい!ユキ、ナユカ。ここはうちとビュアが受け持つ!」


 いきなりのご登場。ミカちゃんだが、背中には戦闘機みたいな翼と、厳つい重砲をおっさげている。

 あの翼で飛んできたのかな?


「早かったのはミカか〜。びっくりしたよ〜。もう…」


 あ、ユキの言い方からしてあってそうだね?あの翼で高速で私たちのところに駆けつけてくれたみたい。


 敵じゃなくて良かったよ!


「そうですね2人いれば何とかなりそうです。おふたりは先へ。すぐに追いかけますよ」


「任せときな!」


「うん!早く来てね!」


「サンキュ〜」


 ミカちゃんが来たことでビュアさんの生存率も大きく上がった。ここは2人に任せても大丈夫かな。


「少しお待ちを。【インフィニティワンボールInfinity oneball】これをナユカさんにつけておきます。そのボールには意思があるのできっと助けになりますよ」


「ありがとうビュアさん!!」


「ご武運を」



 ビュアさんからのサポートも貰いつつ。私とユキは再び2人で先に進む。ミカちゃんが薙ぎ払ったところには今のところシルエットは全滅したのか。綺麗な道が出来上がっていた。


 2人とも待ってるよ!!





*







「さて、ミカさんはどうするつもりで?」


 残った2人には、未だにゾロゾロと。先程のミカのビームの破壊音で集まってきたシルエットが集まって来ている。



「近くにエネルギータンクがある。そこに行けばビームでもなんでも打ち放題だぜ?そこまで行けたらな」


「なるほど、ちなみにどっちですか?」


「東側だぜ」


「ではそこまで、できるだけ派手に音をたてながら向かいましょうか」


「おっ!いいぜぇ?そういう戦い方は好きだ!!」



 ナユカとユキの背を見送りながら、重砲を構えるミカ。


 そして、ナビィが言ったように、ナユカにカメラを飛ばしているビュアはそれを横目に魔法陣を描きだす。


「いっちょやるか!!」


「はい。存分に暴れますよ!」



 2人は再度動き出す。東へと向かって。





ステータス


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

データ保護中


名前 ナユカ


職業「アイドル」

所持金 199 958 300G

ギルド「力の解放」

ランキング:85 003 408 597位

ランク:R


HP

0├──────╂────┤


MP

0├───╂───────┤


SP

0 ├───╂───────┤


GP

0 ├───────────┨✕


EP

A ├──────────╂┤可能出力100V


WP

0┠───────────┤10 〇


CP

-5├─────╂─────┤5


称号「回避の極意」「覇者」「半公式プレイヤー」




《スキル》


『パッシブ』


「原型」

魔力 気力 霊力 電力 妖力 魅力 


「強化系」

体力強化 魔力強化 職業強化


「生活系」

食べる 家事 計量


「感覚系」

暗視


「突破系」

飽和限界突破


『アクティブ』


「属性系」

火 光 風 水 土


「変化系」

火炎 爆発


「鑑定系」

植物鑑定 鉱石鑑定 物品鑑定


「色彩系」

赤 青 緑 紫


「動作系」躱す 回す 伸ばす 直角 止める 減速 連動 集合 舞う 帰還 条件 打ち上げ 曲げる 振りまく 追尾 緩急


「設置系」

魔法陣 設置


「音響系」

歌唱 効果音 録音


「表示系」

地図 表示 隠蔽 掲載


「部位系」

足 手


「命名系」

技名 合技


「技術系」

短剣術 剣術 槍術 弓術


「造形系」

星 針 魚 桜 獅子


「体術系」

叩く スーパーアクセル 蹴る


「防御系」

防護 受け身


「装備系」

装備


「生産系」

鍛治 裁縫 調理


「飛行系」

ジャンプ 飛行 フライ


「状況系」

逆境 鼓舞


「行動系」

拍手 笑顔 投擲 与える 微笑 ポーズ


「?」

念話 アイドル





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


状態


・防御力上昇

・攻撃力上昇

・移動速度上昇

・物理耐性上昇

・魔力耐性上昇

・気力耐性上昇



所持アイテム


・姿隠しのカプセル×5

・下級回復薬×3

・中級回復薬×5

・中級魔力回復薬×3

・高級魔力回復薬×1

・攻撃強化カプセル×2






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