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T051  生配信!ゲストは黒龍戦で有名になったナユカさんと!なんとランキング9位!白雪姫ことユキさんです!!

公開日時: 2022年1月28日(金) 21:12
文字数:2,163




「それじゃあ生配信始めます」


「はーい」


 場所は変わり私達は今闘技場に居ます。


「んで?なーんで俺はその生配信とか言うやつに巻き込まれてんだ‪w?」


 そう。ここには私、ユキ、ビュアさん、そしてなんとハルトさんもいます。なぜ?


「いやいや、御協力感謝していますよ。ユキさんが居るって言ったら喜んで来てくれたではありませんか」


「つまり謀ったなコノヤロウ‪w」


 始め、私たち3人は闘技場にやってきたあとフリーバトルで生配信をする予定でした。その時、フレンドの欄を見てハルトさんが闘技場にいるのを確認したビュアさんが、ちょうどいい相手にハルトさんを誘うことを提案します。ユキをダシにして。


 うん!さすがランキング9位様。ネームバリューだけで釣れるとは便利ですね。


 そして、ノコノコやってきたハルトさんはそのまま生配信参加が決まったのです!やったね!パチパチパチ




「まあいいけどさ?生配信って言っても何するのさ?というかこのメンツならアリアも誘ったらいいのに」



「今回のメインはナユカさんが使う〔ジャンプ〕のスキルについて掘り下げていこうと思いまして。その相手役にハルトさんをお呼びしました。あとはユキさんへの質問タイム?ですかね」


 フムフム、私の相手はハルトさんね。


「確かに、アリアさんも呼ぼうかと思ったのですがあまり大人数になるとユキさんの迷惑になりますから」


 うん。その迷惑をかける相手に私は含まれてないのかな?


「ま、そりゃあそうか」


「さて、ではそろそろ視聴者も集まってきた…、過去最高をぶっちぎりで超えてますね…視聴者」


「どこでわかるの?」


「視聴者の数は右下に、そこの上らへんをタップしたらコメントも見れますよ」



 フムフム、ポチッ!


『ほんとだー。視聴者過去一だー』


『やっぱ、黒龍戦で人来たな』


『あとサムネな。ゲストに白雪姫は普通にスゲー。今までこんな他のプレイヤーのイベントには関わらなかったから』


『多分初じゃね?』


 おおっ!コメントが流れ出したすごい速度で今も尚コメントが増えていく。視聴者は…3万人と少しね。


「さて、そろそろ始めましょうか」


『wktk』


『ナユカちゃん可愛い〜』


『なんでハルトいるの?』


「俺は無様にも餌につられたパターンな?‪w」


 適当にコメントに反応しつつ、まずは〔ジャンプ〕の基本性能から説明。


「ではナユカさんお願いします。まずは地面からの〔ジャンプ〕についておさらいを」


「はーい!と言っても私も初心者なんだけどね!まずは〔ジャンプ〕は発動後すぐに上方向に10…20m程文字通りジャンプすることができるスキルだよ」


『やべぇカワイイ』


『可愛いは正義』


『その可愛いに囲まれてる男が1人…』


 うん!聞いてないね!!


「ジャンプは発動後キャンセルができないね。ただし連続で着地と同時に発動でき、地面からであればMP消費がないのもいいよー」


「ここまでは基本ですね」


「だな。〔ジャンプ〕はいままでそれだけしかできないと思われていたからな」


「それにオーブはレアな方だったよ〜。確かナユカの時は青だっけ〜?」


「そうそう!」


 ジャンプはレア度で言うと結構高い。


『ここら辺じゃあカタカナスキルは珍しいからな〜』


『二三個あったらいい方だ』


 あ、そうなんだ私は〔ジャンプ〕と〔スーパーアクセル〕だね。


「ナユカさん。では今度は空中での使い方を」


『wktk』


『待ってました〜』


「空中での使い方は基本変わらないよ〜」


 さて、よっと!


「こんな感じで〔ジャンプ〕の後に着地する前に〔ジャンプ〕をもう1回使うのが私がやってる事だよ」


 私は〔ジャンプ〕での跳び方を実演する。


「単純にして明快だな。誰もいままでその使い方を思いつかなかったわけだ」


 私も偶然見つけたからね。


「2回目の〔ジャンプ〕はMPを消費するよ」


「ちなみにどのくらい消費するんですか?」


 どのくらい…いっつも感覚でやってるからなぁ。


「ナユカは〔数値化〕持ってないから詳しくは分からないよ〜」


『試したら、MP消費2だった』


「おっ!ビュアさんとこのリスナーナイス」


「空中での〔ジャンプ〕は足の裏に当たっているとこを地面と仮定して上方向に〔ジャンプ〕できるよ!ただし、本物の地面に向かって真下だけは〔ジャンプ〕できないみたい。斜め下なら〔ジャンプ〕できたよ」


『へー、下はダメなんだ』


『なるほど』


「さらに〔ジャンプ〕を空中で使うと、足場みたいなのができるけど、これにずっと留まることはできないし、すぐに勝手に上に弾き飛ばされて強制ジャンプさせられるよ」


「空中に滞空できなかったのはその仕様のせいですか」


「そうそう。死ぬかと思った」


『いやあれ普通死んでる』


『夜空から来る見えない隕石群(即死)』


『カワイイ』


「ちなみに空中ジャンプでも壁とかに足を着けて発動するとMP消費はなしだったよ!」


「なるほど。〔ジャンプ〕の大まかな仕様は以上ですか?」


「うん!」


 ここまでで判明してるのは全部かな?


「では実際にそれでバトルしているとこを見てみましょうか」


『おっ!やっとバトル』


『ナユカちゃんVS誰?』


「じゃあナユカさん、ハルトさんお願いします」


『ハルトてめぇー』


『ナユカちゃんいじめたら許さん』


『というか何もせずに氏ね』


「俺への風当たり強くない‪w?」


「大丈夫〜大丈夫〜、ナユカを傷物にしたら私が滅するから〜」


「悲報。俺死んだ‪w」


『どんまい‪w』

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