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初心者がゲームの常識をひっくり返す...無自覚に?
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EC:157  EPとWPは空っぽ

公開日時: 2022年5月14日(土) 22:44
文字数:2,626



「いや〜、なんかすごい盛り上がってたね〜?」


「楽しかったよ?」


 現在私たちは闘技場からギルドエリア内に移動していた。


 私たちが組んだ同盟ギルドの「CSF」はもう既に闘技場周辺も自分たちのテリトリーにしちゃってたみたいだけど…。


 あそこら辺は元々他のプレイヤーがお店を出していたりしたのでそこら辺は頑張って調節してるみたい。


 ちなみにその闘技場本体は「リリース」が所有権を持ってたりする。何故かって?元々アキアカネさん所有の闘技場だからだよ。


 というか、各地にある他の闘技場も職業が「実況」の人が持ってるんだって。


 ということで、中央闘技場からその周りの土地は「CSF」がほとんどを所有しています!



「私はまだなのに〜」


「ユキのプレミアムマッチを勝てるプレイヤーはいるのだろうか?」



 確か、負けてもそれなりに分析されてランキングが上がるらしいから…。運営も負けイベとして作ってね?これ。



「あ、オーブ」


「ん?あぁほんとだ。ナユカが見つけたからナユカ取りなよ〜」


「わーい!ありがとー!」


 私もそこそこオーブが集まってきたため、「リリース」のみんなで行動している時にオーブを見つけた場合は、そのオーブを見つけた人が取るようにしている。あとは譲り合いかな?



 私は〔飛行〕を使い。空中に浮かんでいるオーブを取得する。



《スキル・録音を獲得しました》



「おぉー、なんか使えるのかな?」


「何が来たの〜?」


「〔録音〕だって!」


 私は迷わずユキにゲットしたスキルを教える。普通、プレイヤー同士で自分のスキルを教えることはあまり良くないらしいんだけど…。まぁ、ユキだからね。


「〔録音〕はそのまんま、自分の声や音を録音できるスキルだね〜。よく交渉なんかで使われるよ〜」


「あ、そっちか」


 私は〔効果音〕と一緒に使う気満々だったよ。



「ナユカはまだスキルが少ないからね〜。スキル集めをしに行かないと〜」


「私はもうこれで充分なんだけどなぁー」



「何言ってんの〜。革命が起きてからほとんどのプレイヤーが「原型」の技を使いだしてるんだからね〜?」


「初日のバトルでも結構みんな使ってたよね!軍曹とか」


「今後、あんなプレイヤーが増えるんだから〜。しっかりナユカも次のステップに行かないとダメだよ〜?」


「次のステップ?」


 あれ?そんなのあったっけ?



「それぞれの「原型」。特に〔電力〕や〔妖力〕との組み合わせね〜…。〔電力〕なんてたぶん…。EPゼロなんじゃないの〜?」



「うっ!」



「図星か…」


 確かにEPゼロ。WPもほとんど使ったことがない。嫌でも私、仕方ないんだと思うんだ!

 だってあれよあれよという間にアイドルになっちゃったんだよ?ユキのせいで!!


「とりあえず、憑依先を決めないとね〜」


「憑依…先?何それ」


 知らないワードが出たぞ?



「〔妖力〕は憑依先を持ってないと真価を発揮しないスキルなんだよ〜。私の場合は「白雪姫」と「雪女」ね〜」


「あ、なるほど」



 〔妖力〕は周りが自分に対してのイメージと憑依先のイメージが重なれば重なるほどスキルの威力が強力になるんだっけ…。確かにイメージするものを決めないと効果は薄いだろうね。


「私のイメージ先は…。なんかある?」


「私に聞かれてもね〜…。なんかロールプレイしてみたら?」


「アイドルやってる時点でロールプレイしてるようなものなんだけど?」


「確かに」



 納得するんかい!?それだとユキもアイドルロールしてることになるからな?



「アイドルロール…。これもしかして既にナユカはイメージ先があるかもしれないよ〜?」


「はい?」


 ユキがまたなんか考えながら私の方に視線を向けてくる。変なこと考えてないだろうな?



「ナユカという存在自体が既にイメージ先として反映できるのでは?つまりナユカは「伝承や伝説、或は神様みたいな知名度」!」


「バカにしてる?」


 なんか人のことを生ける伝説みたいな言い方してきたぞ?私は伝説でもなんでもないからな?むしろユキの方がその素質があると思うけど?


「まぁ、これは後で試してみようか〜」



「逃げたな…」


「そ、それよりも今度は〔電力〕だよ〜。これに関してはエネルギータンクをどこかで探して補充するだけでいいんだからね〜?」


 まぁ、許してあげよう。



「そもそもEPってどうやって使うの?」


 私が使おうとしてもうんともすんとも言わないんだよね。いや、空っぽだからかもしれないけどさ。



「ミカみたいに〜、何か機械の武器や、武装をナユカも使えるようになるよ〜?」


「和装に機械…。合わなくない?」


「…。そこは何とかミカと考えて作るよ〜」


 なんか間があったけど?また変なの作る気じゃないよね?これは後でミカちゃんにしっかり「普通」なのを作ってねって言っとかないといけないかな。









ステータス


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名前 ナユカ


職業「アイドル」

所持金 199 958 300G

ギルド「力の解放」

ランキング:85 003 408 597位

ランク:R


HP

0├───────────┨


MP

0├───────────┨


SP

0 ├───────────┨


GP

0 ├───────────┨✕


EP

A ┠───────────┤可能出力100V


WP

0┠───────────┤10 〇


CP

-5├─────╂─────┤5


称号「回避の極意」「覇者」「半公式プレイヤー」




《スキル》


『パッシブ』


「原型」

魔力 気力 霊力 電力 妖力 魅力 


「強化系」

体力強化 魔力強化 職業強化


「生活系」

食べる 家事 計量


「感覚系」

暗視


『アクティブ』


「属性系」

火 光 風 水 土


「変化系」

火炎 爆発


「鑑定系」

植物鑑定 鉱石鑑定 物品鑑定


「色彩系」

赤 青 緑 紫


「動作系」躱す 回す 伸ばす 直角 止める 減速 連動 集合 舞う 帰還 条件 打ち上げ 曲げる 振りまく 追尾 緩急


「設置系」

魔法陣 設置


「音響系」

歌唱 効果音 録音


「表示系」

地図 表示 隠蔽 掲載


「部位系」

足 手


「命名系」

技名 合技


「技術系」

短剣術 剣術 槍術 弓術


「造形系」

星 針 魚 桜 獅子


「体術系」

叩く スーパーアクセル 蹴る


「防御系」

防護 受け身


「装備系」

装備


「生産系」

鍛治 裁縫 調理


「飛行系」

ジャンプ 飛行 フライ


「状況系」

逆境 鼓舞


「行動系」

拍手 笑顔 投擲 与える 微笑 ポーズ


「?」

念話 アイドル





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【煌星流姫「ペンタゴンスター」】


【舞戦扇武「ダンスフィンブレード」】


【昇華星林「トゥインクリング ナイトフラワー」】


【赤眼発動「ワールドビュー」】


【君と咲かせよう】


【弾幕響鳴「スピリチュアルビューティ」】


【月降翔姫「バンブーロケット」】


【一閃流星「アクセルスター」】






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