戦闘描写....難しいですね....
よく皆さんわかりやすくかけるなァ〜と。
「【凍える世界】!!」
これでひとまずは第1段階クリア....ここから相手は戦闘中ずっと冷気に晒される。このままずっとここにいると少しづつ体を動かしにくくなり、一定値を超えると状態異常:凍傷 が付与される強力な技....あとは動きが鈍くなった敵を倒せばいいだけの簡単なお仕事。
欠点としてスキルの組み合わせにより相手より上を取らなければならないことが上げられる。
スキル〔氷〕を〔粉砕〕で砕くことで周りの温度を急激に冷やす。これを〔連続〕で行うことで広範囲かつ持続させることができるのだ。もちろん、他にも効果があって砕かれた氷が空気中で溶け、相手の弾や服に着くことで凍らせ安くなるし、オマケに私はそこら中に水源があるようなものなのだ。
正しく、【凍える世界】!!
ただし、さっきも言った通り、冷気は基本下に落ちるため相手よりもできるだけ上で発動しないとあまり意味が無い。なんたって上に冷気が上がって来るよりも前に戦闘が終わる方が早いからね。だからできるだけ上から....最低でも相手より上をとることが必須。
他にも弱点が多い技ではあるが....『炎弾』とか、〔乾燥〕とか....
とりあえずあとはここで粘ること、相手を上に行かせないことがバトルの鍵になる。
さて、相手はガムシャラに魔弾を飛ばしてくれるならむしろ好都合なのだが....(全部凍らせて砕けばいいため)
さすがにランキング上位はそう甘くないようだ。
『あーーーット!!ユキ選手の【凍える世界】が発動しましたー!
ここからアツキ選手はどう切り替えるのでしょうか!!このままでは不味いぞ〜っ!?』
『試合が長引けば。アツキ選手は不利。未だ解決策があまり解明されてない。状態異常:凍傷。なってしまえばダメージ覚悟。自分自身の火の属性を当てる以外に、アイテムを使う以外解除方法がない。
ただし、なんらかの方法で冷気を浴びないようにしてしまえば状態異常にはならない。状態異常になる前に。アツキ選手。どう動く?』
相手が持ったのは短剣。
「弾が凍るなら....」
これは突っ込んで来るか........いやッ!違う!!
相手はその場で停止し短剣を振り上げる。そのままこっちに振り下ろしてきた瞬間、短剣の刀身から斬撃が飛んでくる。
「斬撃ならどうかな?」
それをユキは横へ体をひねりながら避けることで躱す。しかし体勢が崩れてしまった。
「くっ!!〔飛撃〕かっ!!」
「まだまだ行くよ!!」
そこに連続で放たれる斬撃。崩れた体勢では完璧に躱しきる事は困難だ。できるだけ体を丸めて的を小さくしながら避けようとするが、少しダメージを負ってしまっていた。
不味いッ....そう来たか....
【凍える世界】の効果で魔弾が凍りやすく私に普通の魔法攻撃は効果が薄いと見るや、すぐに物理攻撃にシフトチェンジしてくるとは....
しかも〔飛撃〕なんていうレアスキル持ちとはね。便利いいなぁ....
さて、私の氷は物理攻撃は凍らせられない....正確には凍るまでの時間が長い。
ならどうするか、こっちからも攻撃して〔飛撃〕なんて使う暇を無くしてあげればいい。
『アツキ選手が繰り出すは剣などの武器で使えるスキル〔飛撃〕!!初撃は躱すも次々放たれる斬撃にユキ選手はダメージを負ってしまったーー!!』
『ユキ選手。氷では物理攻撃は不利。凍らせるのに時間がかかりすぎる』
『さあ、どうするか....おっと!対するユキ選手、相手に氷弾を飛ばし始めたーー!!』
『いい攻撃。氷弾を放つ。相手に飛撃を打たせないように牽制、自分に近づかれないようにしている。それに…』
「そろそろかな?」
そうしている間約2分ほど....。私は氷弾で相手の動く場所を制限するように仕向けている。相手も合間合間に〔飛撃〕や、魔弾を使ってこちらに攻撃してきたり、氷弾を短剣で防いで砕いたりしている。
私のMPもそろそろ半分くらいかな?だとすると相手はもうそろそろMP切れを起こしてもおかしくないくらいだと思う。ほら、MP切れる前にどうにかしようとして焦ってる。
「くっ!!キリがないッ!!それならこれでどうだッ!!【volley】」
次の瞬間、相手の周りに現れる魔法陣の数々....そこから放たれる無数の魔弾。さすがにこの量を凍らしきるのは不可能だね。そしていつの間にか消える相手....
「貰ったっーーー!!!」
『「かかったッ!!!!」』
「へ........?」
パキーーンッ!!
はい。ごめんね?〔転移〕でしょ?だいたいみんなそういうの使って距離を縮めてくるんだよねー。だから待ってたよ?即座に横に回避することで魔弾を回避して....
「砕けろ!」
バキ....パリーンッ!
「なッ!?剣が!!?」
「ふふっ、楽しかったよ。でも今日は負けられないんだー。
だからこれでおしまいね?【氷の心】!!」
パキパキパキ....
「なっ!!?体が....」
パキーン
「じゃあね。」
【氷の心】で凍った相手....最後に砕いて終了。
『決着ーーーー!!勝者はユキ選手ーーーー!! 』
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