SEI&HISA JAZZ MEN

誠一と央之のラブストーリーズ
shinonovel202137
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マックス・ローチとバディ・リッチーの運命

公開日時: 2021年9月19日(日) 16:49
更新日時: 2023年4月3日(月) 20:20
文字数:9,022


2007年9月、ヒサユキは21歳のバースデーを迎えた。

自宅ではバースデーパーティーで賑やかで、兄弟デブショタとヒロト、誠一の音楽仲間が自宅に訪れ、ヒサユキに誕生日の祝福を投げかけ、楽しいひと時を過ごしていた。



兄弟デブショタ 


お兄ちゃん、お誕生日おめでとう。

これ、僕たちが作ったんだ。



ヒサユキ 


ありがとう。大事にしとくからな。



ヒロト 


ヒサ、ハッピーバースデー!!!。

これは僕からのプレゼントなんだが、ヒサは確か、ベンツが好きだから、車の雑誌やベンツのパンフレットを。


ヒサユキ    


ヒロト先輩、サンキュー!!!



誠一の音楽仲間 


さあて、ヒサユキくんの誕生祝の記念として、私たちからサプライズのプレゼントを差し上げましょう。

誠一、準備はいいかな?


誠一 


ああ。

ちょっと準備をしてくれないかな?

さて、ヒサを除いた皆は準備はできているかい?



デブ組 


OK!!!!



この後から、かくし芸やデブ組決まりの裸芸の披露が行われたのち、ヒサユキと父親・誠一によるドラムバトルとジャズミニコンサートにて、親子同士で叩いて鳴らされるシンバル類に沿い、裸芸披露終盤で全裸露出した兄弟デブショタへの乳触刺激を、後のぽっちゃり兄弟の父親となるヒロトは真剣に受けたりとしていました。


そんな楽しいひと時を過ごした後の翌日のことです。

ヒサユキは本日、大学の期末試験のため、朝早くから出かけているため、自宅にはいません。

留守の父親・誠一の携帯からメールが来ました。

誠一はそのメールを開き、その内容を読んだのです。



誠一さん、こんにちは。

お久しぶりです。

突然のメールで失礼しました。

私のことを覚えていらっしゃるでしょうか?

今から20年前のことですが、バディ・リッチーという名ジャズ・ドラマーが急逝されてその時にお別れ定期演奏会でマックス・ローチとともに共演した同じ職業をもったジェフ・テイン・ワッツといいます。

今日は誠一さんにどうしても伝えておきたいことがあって、メールをさせてもらいました。


そんなお別れ定期演奏会で一緒だったマックス・ローチ。

残念ながらも彼は先月の16日、ニューヨークの病院で永眠いたしました。

死因については明らかに公表されていないそうです。


彼は1924年1月10日、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ニューランドで生を受けました。

音楽一家だった彼は4歳の時にブルックリンに移り、8歳になると近所のバプティスト教会でピアノを習い始めました。

しかしながら、10歳の頃にはゴスペル歌手であった母親の影響もあり、ゴスペルバンドでドラムを叩いてそれに転身を遂げています。


18歳までには、ミントンズ・プレイハウスやモンローズ・アップタウン・ハウスといったジャズ・クラブで、ビ・バップのさきがけとなったジャム・セッションにも参加するようになりました。

チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーというミュージシャンとの共演を重ねながらも、ケニー・クラークの演奏を聴いて影響を受けたりしたのを境に、ケニーと並び、最も早い時期からビバップのスタイルで演奏していたドラマーとして活躍されていました。


彼は息子や娘もいます。

娘のマキシンはアップタウン・ストリング・カルテットのヴィオラ奏者でもあり、親子での共演もすごかったそうです。


彼はドラムを演奏するだけでもなく、自身による独特の世界観もあり、そのものは「声そのもの」「ドラミングで歌がうたえたり会話ができたりする」「歌うようなドラム」と銘打った演奏をしておりました。

1966年に発表したアルバム「限りなきドラム」の全6曲のうちの3曲以外は彼の歌声が聴け、私自身もそれを評していました。

誠一さんはこのことを初めてお気づきになったかもしれませんね。


おっと、少し話が長くなってしまいましたが、今日はこの辺で失礼します。

そして、息子のヒサユキさん。昨日がお誕生日だったということで本当におめでとうございます。

ヒサユキさんにもよろしくお伝えください。


ジェフ・テイン・ワッツ



メールにある通り、マックス・ローチは先月、自宅で亡くなったそうです。

その訃報メールを最後まで読み通した誠一はあまりのショックで、その場から泣き崩れてしまいました。



誠一 


ううう....「泣」。

ローチ師匠....

先ほどまでは元気だったのに、とうとう逝ってしまうとは......

本当にバカだった....

サヨナラも言わずに....



誠一にして、憧れ存在の名ジャズドラマーであったローチ。

誠一が初めて会ったのは高校時代、プロデビューする直前のことでした。

ジャズドラマーのプロの道へ進むために、アメリカへ渡米し、留学中だった誠一は初めて自作のオリジナルアルバム「誕生」という作品を日本でリリースするため、そのレコーディングを行っていました。


ローチが組んでいたカルテットトリオの楽曲を、そんな誠一たちがコピー演奏していた最中の時でした。

誠一たちの前に、マックス・ローチが突然、姿を見せたのです。



ローチ 


ハーイ、ナイスボーイたち!!!。

こんにちは、私の名前はマックスローチです。

私の楽曲を丁寧に演奏してくだり私はとても光栄です。

この中で私と少し似通った演奏をする少年がいるんですけど、その少年は誰でしょうか?!

顔を出してくれますか?



誠一  


はい。私です。



ローチ 


おお、君ですか!!。

ところで、君の名前は何ていいますか?



誠一  


渡邉誠一といいます。

16歳、高校1年生です。


ローチ 


君はドラムをやり始めてどれくらい経ちますか?



誠一  


5年になります。

私は4つ年が離れた兄と6つ年の離れた弟がいて、その3人兄弟の中の次男坊になります。

兄は私より先にドラムに触れ、ジャズ科の音楽学校に通いながらも、コピーバンドを組んでいたりとしていました。

現在はスタジオ・ミュージシャンのドラマーとして活躍しております。

一方、弟のほうは2年遅れでドラム、そして最近ではギターとピアノをはじめております。

残念ながらも、弟とは仲があまり良くありません。


話は変わりますが、私はもうすぐプロデビューをいたします。

しかしながらも、不安や戸惑いもあるんですが、どうしたらいいのでしょうか?  


ローチ 


オーマイ・ゴット!!。

それは困りましたね。

実は私もそうなんですが、親交の深い方がいましてね、悪友ではないんですよ。

私と同じ職業をもつミュージシャンがいます。

その方はバディ・リッチーといいます。

リッチーは私より7つも歳が離れているんですが、非常に細かく刻んだ音符に沿って、より速く正確に、しかも長時間叩き続けるという超絶技巧を得意をもった彼のドラミングはグルーブ感を損なわないドラム・プレイが特徴でした。

実にアメリカではビッグバンドジャズの新境地を開いた人物、およびビバップの誕生に協力したジャズ・マンとして、多くのジャズ・ファンから尊敬されているんです。

実に彼のドラミングは本当にすごいんですよ。



誠一  


そうでしたか。

でも、彼は今もドラムを叩いているんでしょうか?



ローチ 


もちろんです。

けど、そんなリッチーに突然の悲劇が起こりましてね。

私が30代の時に、リッチーと対談した記憶があります。

     


1959年。

ローチがまだ現役だった頃にリッチーが突然の心臓発作を起こしてしまい、緊急入院されたのです。

病院に入院しているリッチがいる病室からドアのノックがした。



ローチ  


リッチー、いるかい?



リッチー 


ああ、いるよ。

誰だ?



ローチ


私だ。

マックス・ローチだ。入るよ。



ローチは病室に入り、リッチーとの対談を始めた。



リッチー 


ああ、君か?

俺に何か用かい?


ローチ 


ちょっと心配だったから顔出しに来たんだ。


リッチー 


そうか、本当にすまない。

こんな時に突然、発作を起こしてしまって。


ローチ  


いいんだよ。

よくそこまで長時間もドラムソロをやっていたとはね。

そりゃ、疲れるのわかっているのに体を悪くしたのは仕方がないものさ。

いっとくけれど、水分補給は体の心得なんだからね。


リッチー 


ああ、わかってるよ。

ところで、君のほうはどうなんだい?


ローチ  


私のほうは万全だ。

けど、時々は休んだりもしている。

それより、お医者さんは何ていっていたのさ?


リッチー 


心臓病らしいんだ。

その影響から医者には「ドラムを叩くのは当分の間は控えなさい」と言われたんだよ。


ローチ  


何だって?!!

まさか、リッチー....


リッチー 


おいおい!そんな声を荒げるなよ!!!

ここは病院だから、近所迷惑だよ!!!


ローチ


悪い悪い!!!



ローチ  


今から13年前のことなんです。

私は本当にリッチーがあんな悲劇に遭ってしまっただなんて未だに思ってはいませんでした。

けど、リッチーはその後に退院し、ドラムを久々に叩くことになったんだが....

オーマイガー!ごめんなさい。

余計なことでしたならば、気を悪くしてしまいましたね。

本当に、申し訳ございませんでした。


誠一  


いいんです。そんなことを気にしなくて。

私はあなたと初めて出会って本当に嬉しいです。

それだけで私たちは光栄です。


ローチ  


サンキューベリーマッチ!!!

素晴らしいお言葉をありがとうございます。

プロデビュー、頑張ってください。それではさようなら!!



誠一   


ありがとうございました!!!

ローチさんもお元気で!!!!


仲間たち


さようなら!!!!



ローチは誠一たちの前から去った。



そんな思い出を綴った誠一はこんな思い出も綴られていそうです。


1987年春。

ローチが若い頃にかつて対談を余儀なくされていたバディ・リッチーが69歳の若さで急逝。

その追悼の意味として、バディ・リッチーのお別れジャズ定期ライヴコンサートがロサンゼルスで開催されました。

残念ながら、誠一は息子・ヒサユキ出産後の子育てなどから不参加となりました。

このライヴコンサートには、ローチとその娘・マキシン、それにジェフ・テイン・ワッツ、そして名ジャズドラマーおよびミュージシャンたちがいらしていたそうです。



マキシン 


ねえ、パパ。

誠一さん、来ないわね。

どうしたのかしら?

一体、何かあったの?


ローチ


確か、子供が生まれたみたいだから

しばらくはお休みするみたい。

確か、名前はヒサと言っていたそうだ。

一度、見てみたいよ。


マキシン 


まあ、本当におめでたいことね。

私も見てみたいわ。

どんな子かしら?


ジェフ   


ローチ、マキシン。

そろそろ時間ですので、会場にお越しください!!!


ローチ  


おお、そうだな。

じゃあ、始めようとするか!!!



ローチとマキシンは舞台に立ち、ローチは演奏前の挨拶とともにある告知を述べた。



ローチ  


皆さん、こんにちは。

この度にはこの春に死去したバディ・リッチーのお別れジャズコンサートライヴに足を運んでいただき、本当にありがとうございます。

今回のライヴコンサートには我が心友の誠一さんが会場にいないというわけなんですが、別に嫌いになったわけでもなく、姿を消したわ

けでも、まったくございません。

誠一さんは、昨年の晩夏にお子さんが生まれたそうです。

それで、半年間の充電期間を貰っているんです。

心配しないでください。

もうそろそろ、私たちの前に現われることでしょう。


♪ベイビー、私の赤ちゃん♪


なんてね❤。



ローチのアカペラに、観客たちは大笑い。



マキシン 


もおっ、パパったらっ!!!!

恥ずかしい口元はやめてええええいっ!!!!


ローチ  


ああ、すまない。

そして、今日、私たちが演奏するのは、タイトルにベイビー、赤ちゃん、子供がつくジャズ音楽を演奏いたします。

どうぞお聴きください。



観客たちは大歓声とともに大きな拍手が起こり、ローチはドラムセットに座り、ドラムを叩きながら、さっきの歌言葉をフルアカペラでジャズ音楽は会場に響き渡っていました。



誠一   


ううう...ぐううう.......「泣」。

ローチ.....ローチ.....「涙涙・泣」。



そんな誠一が泣いていると、ドアのインターホーンが鳴り始めました。

誠一は涙を拭いて、ドアを開けると、見知らぬなデブショタ組とその一人のふくよかな体型をした母親が自宅に訪れてきたのです。


そのデブショタ組は地元の劇団に所属する子役デブショタ、そして日本に来日して1年半もなるという中国留学デブショタの2人であり、今回、誠一のお相手をするのであります。



子役デブショタの母親 


誠一さん、おはようございます。

こんな朝に突然、お呼びをしてしまい、大変申し訳ございません。

先程は、うちの子を優しく接していただき、本当にありがとうございました。

おかげさまで、うちの子はすっかり誰とでも慣れ親しんで、うまくお芝居ができるようになりました。



誠一


あれ、あの時のですか?



子役デブショタの母親 


ええ、そうです。

お気づきになりましたでしょうか?

私は誠一さんのあの笑顔が忘れられません。


子役デブショタ 


誠一おじさん、おはようございます。

ご無沙汰しております。

この前は本当にありがとうございました。

ところで、どうしたんですか?

目が真っ赤ですけど。


誠一


あ、いや。

ちょっと寝不足でしたものでねぇ....

さぁ、上がりなさい。

あ、お母さんもどうぞ、上がってください。



子役デブショタの母親 


本当にすみません。



中国留学デブショタ  


よろしくお願いいたします。



この子役デブショタと中国留学デブショタ。

来年春に公開予定の映画「スイング・ボーイ」で共演するため、そのために練習や特訓で多忙な毎日を送っているのです。


スイング・ボーイという映画は子役デブショタが演ずるデブ小学生・小笠原潔が主人公であり、学校でいじめに遭います。

そんな落ち込んでいる潔を優しく寄り添ってくれたのは潔と同じ体型の留学生・チェグでした。

チェグは地元中国やタイ、それに韓国を拠点に活動している天才キッズドラマーであり、中国のオーディションテレビ番組に出演し、小学生とは思えないような躍動感のあるドラミングを見せていたのです。

チェグはジャズにも関心があり、ジャズ音楽にでも名ジャズ・ドラマーや往年ジャズ・ドラマーのような姿勢で素晴らしいドラミングを見せていました。


また、二人はお決まりの裸をこの映画作品で何度か見せているようです。

中国留学デブショタはもちろんだが、子役デブショタのほうはおちんちんを見られるのが実は嫌で、手を隠したりとしていたそうです。


そんな子役デブショタから誠一に。



子役デブショタ


僕、この映画作品を通して今、ドラムを習っているんです。

ジャズ音楽は初めてなんだけど、どうやら上手くいかなくて。


チェグ


僕はジャズには興味があります。

ルイアームストロングやマックスローチ、チャーリーパーカー、それにアートブレイキー、ナットキングコールといった往年のジャズミュージシャンが大好きです。

中でも、アートブレイキー&メッセンジャーズは「モーニング」という代表曲が一番好きで、よくこの曲を演奏しています。


でも、僕は父親が大嫌いでした。

冷厳な性格で、俳優業入りを猛反対されたりといじめや虐待を繰り返されました。

そんな僕に気をかけてくださったのは母親です。

母親はこんなことを言ってくださいました。



そんなチェグが部屋で落ち込んでいる時のことです。



チェグの母親


チェグ、入るわよ。


チェグ


なあに、お母さん。


チェグの母親


そんなに気を落とさないで。

お母さん、あなたにどうしてもあなたに伝えたいことがあるの。


チャグ


伝えたいことって?


チャグの母親


お母さん、あの曲が大好きなの。

是非、お母さんの前であの曲を演奏してくれないのかしら?

そしたら、あなたが俳優になることを認めてあげるから。

お父さんには内緒にしとくわ。


チャグ


本当に?!

ありがとう、お母さん。

僕、絶対、お母さんのためにアートブレイキーの「モーニング」を聴かせてあげるから。

そして、お母さんの前で演奏するから。


そんな母親に説得されたチェグでした。



誠一


なるほどね。

お父さん、ずいぶん、厳しい人だったとは。


チェグ


でも、お父さんは僕がこの映画作品に出演したことを秘密にしているんです。

もしもそのことを知られたとすれば、お父さんとお母さんは最悪、別れてしまうことになるんです。

お父さんもお母さんのことが好きだし、お母さんもお父さんのことを愛しているのに

何故、僕だけがこんなひどい目に遭わされるなんて本当に苦痛な思いでいっぱいです。


でも、お母さんには「スイングボーイズ」を観てもらいたいし、お母さんの前で僕はアートブレイキー&メッセンジャーズの「モーニング」を演奏したいんです。


誠一


わかりました。

じゃあ、その前に私の言う通りにしてくれませんか?


デブショタ二人


はい、何でしょう?


誠一


私と一緒に裸で付き合いとして触れ合ってみませんでしょうか?

そうしたら、あなたのご気分も良くなるかもしれません。

お母さんも良かったら、子供たちの後に私たちと大人の世界観で。


子役デブショタの母親


そうね。

じゃあ、お言葉に甘えて♡。

ところで、ヒサユキくんがいないけど...


誠一


期末のため、大学に行っているんです。


子役デブショタの母親


まあ、お勉強熱心ね。

それでしたら、ヒサユキくんが家にいらっしゃる時にまた伺います。


誠一


そうですか。

じゃあ、その時はどうぞ、よろしくお願いいたします。



子役デブショタの母親は一旦、ドアを出ていった。

誠一はデブショタ二人を自宅スタジオを案内し、二人は誠一の前で即全裸ヌードを晒した。

子役デブショタは相変わらず、チンコを手で隠していたのである。

誠一は仕方なく、ヒサユキがかつて子供時代から使って履いていた前掛けふんどしを子役デブショタに渡した。



誠一


これなら心配はいらないよ。

どうかな?


子役デブショタ


誠一おじさん、ありがとうございます!!!


チェグ


いいなあ...

でも、着けたいなあ...


誠一


あ、チェグくんも着けるかい?


チェグ


いいんですか?

じゃあ、ちょっとだけ。



チェグも子役デブショタと同じように前掛けふんどしを着けたのであります。

誠一は二人の前掛けふんどしを着けた裸を見ながらも、二人の抵抗的な胸部をもつ陥没乳首への乳触刺激を軽く小指で触れ込み、そして鼻や体回りを約20秒間も嗅ぎ続けていました。


誠一


さて、今回は私が愛してやまないジャズドラマーさんのジャズ音楽をかけることにする。

まずは、その中の一人、マックスローチだ。



誠一はマックスローチのLPジャズアルバム一枚をレコードプレーヤーの針に差し込んだ。

一枚のレコードが針を差して回りこんで、ローチの華麗なシンバルレガートが奏でられた素晴らしいジャズ音楽にそのシンバルレガートを目途に沿い、誠一は二人の陥没乳首への乳触刺激を小指を中心に受け始めたのである。

そして、小指と人差し指で交互に乳触刺激を受けた後で曲が盛り上がった瞬間にローチの素晴らしいドラミングソロが入り、そのシンバル類の鳴らしこみに沿って、誠一は二人が着けていたふんどしを取り、いずれ全裸姿になった子役デブショタ→チェグ→チェグ→子役デブショタの順に乳触刺激をスピード感を増しながら受け続け、最後のエンディングでキメを採り、二人への乳触刺激を鼻&裸身の15秒間嗅ぎとともに閉じることになります。



チェグ


誠一さん、どうもありがとうございました。

これで、お母さんの前でアートブレイキーの楽曲を演奏できる自身が沸きました。


子役デブショタ


誠一おじさん、どうもありがとうございました。

僕もなんだかドラム演奏ができるパワー感がついてきました。


誠一


ありがとう。

そう言ってくれると、おじさんはとても嬉しいよ。

さあ、シャワーを浴びてきなさい。



二人は全裸姿のままで浴室に向かい、シャワーを浴びていったのである。

そして、子役デブショタの母親が二人を迎えにきました。

二人は子役デブショタの母親と一緒に誠一の自宅からドアを跡にしました。


夕方になると、ヒサユキが大学の期末から自宅に戻ってきました。

そして、親子同士で晩御飯の支度をし始める最中にこんな話が。



ヒサユキ


映画「スイングボーイズ」か...

ということはチェグくんも出るということなんだね。

でも、親父。

その当日、残念ながら観にいけれないんだ。


誠一


何故だ?!


ヒサユキ


ヒロト先輩のお母さんが実家に遊びに来てほしいと誘われたんだ。

何があったのかは俺もヒロト先輩もさっぱり、わからないが...


誠一


そんなことはどうでもいいんだ。

この映画に出る子役デブショタくんのお母さんとエッチをする気はないのか?



ヒサユキは誠一の言葉に思わず、唾を飲み込んだ。



ヒサユキ


う、ううん、したいよ。

じゃあ、ヒロト先輩には断っておくから。


誠一


ああ、わかっているよ。



ヒサユキはその場から自分の部屋に戻った。

初めての期末試験にあまり疲れが出てしまったようなのか、その場で眠ってしまった。

期末というのはヒサユキにとって、決して多忙ではなかったのでした。

大学に進学して早4年足らずのヒサユキの今までの思いを大学に入る直前にすべて誠一にぶつけたものだ。


そんなことに対し、誠一は


誠一


燿子と離れてしまって、ヒサと二人きりになってしまった。

いままで私とトラブルを起こすことなど、一度もなかった。

遅すぎた思秋期のヒサは私とあるいざこざでケンカもすれ違いもあった。

そして、家出も繰り返していたんだ。



誠一は今までの辛い人生を振り返った。

そして、眠っているヒサユキにもこんな思想が。



ヒサユキ


親父にはこういう厳しい口調を言われた。


大学を出て、お前がプロドラマーになったら、結婚することを認めてやる。

それまでの間は恋愛以外の結婚目的でのセックスや性的性感の行為は絶対禁止だからな。


俺はまだ20代なのにどうして、結婚することだけは認めてくれないんだ。

でも、まだ結婚することなんて一度も考えたこともない。

結婚することって、本当に悪いことなのか?

親父の意見もたまには聞かせてほしいくらいのものだ。



ヒサユキはそんな誠一の言葉に思わず、目から涙が溢れるほどの呟きが感情的に残されていた。



誠一


ヒサ、本当に許しておくれ。

本当に....


誠一はそういいながらも、ヒサユキの部屋を跡にしたのである。



2008年3月、映画「スイング・ボーイ」が各映画館で公開された。

ヒサユキは父親・誠一の言う通り、ヒロトへの強い断念を押し切って、映画館へ向かった。

映画館にはたくさんの来館者が訪れていたそうです。



ヒサユキ


かなり人が多いということは、チェグくんのファンが大勢いるということなんだね。



ヒサユキはあまりの衝撃に驚くどころか、空席につく最中に心の中では、子役デブショタの母親への性欲感が込み上がっているそうです。

ヒサユキ、この後はどうなる?!!

part2へ続きます。

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