※この作品はフィクションです。実在するあらゆる名称とは関係がありません。
※病名がたまに出てきますが、症状等は創作であること、また実際に病気と戦っておられる方を軽視するつもりはありません。
創作としてご覧ください。
3冊目『現実世界の契約者』について
時期について
冒頭から分かる通り、夏です。8月上旬~中旬程度になります。
理久は夏休みなので、よく遊びに来るんですね。
優也と理久と学校と勉強
夏休みといっても、理久は高校3年生であり受験勉強やら何やらで忙しい時期です。
勉強大丈夫?という所は、優也が勉強を教えることで解決しています。
理久にとって優也との勉強会は学校の夏期講習より捗るうえに理解がしやすいようです。
優也も理久と一緒に何かできるのがうれしくて協力は惜しみません。
お陰で、理久は全教科5本の指に入るほどの成績になっています。
優也は病気のことや人嫌いのせいで学校という学校に通っていません。
一時期は国内の同世代の子と関わることのできるオンラインの学校へ行っていたようです。
憑りつかれた場合の反応
一般人ですと、憑りつかれた本人はだるいなぁ~くらいです。イメージとしてはちびちび舐める感じで食べています。
『契約者』ですと、それはもうかじりついてバクバク食べるイメージです。瓶を先に食いますし、凄まじく苦しみます。
優也の面倒を見ていた『契約者』
『契約者』になったばかりの優也の面倒を見ていた『二つ名持ちの契約者』は複数います。
一番面倒をみていたのは『イチ』と呼ばれていた者となります。
優也が『契約者』となったばかりの頃は、二つ名は便宜上お互いを認識するための名称でした。
『二つ名持ちの契約者』が長く続けている者の証というのは、そのころに自分で名乗り始めたという所が大きいです。
あくまで自分で名乗っているだけなので『守護者』がその時に居たのかはわかりません。
優也は現実世界で特定やすいという点で、聖剣を持っていた事もあり周りから『勇者』と付けられました。
しかし、優也はどれだけ自分がしっかり発音しているつもりでも舌足らずで『ユウヤ』と発音してしまいます。
『優也』が本名だと知っている『契約者』達は別の名称『聖剣士の勇者』を付け、それで呼びます。
ただし、本人が勇者だー!名乗るのですね。……とても頭抱えただろうな。
プロローグ時点で『イチ』は亡くなっており、優也もそれは知っています。
現在活動していて当時を知る『契約者』は殆ど居らず、現在の二つ名の在り方は強さの象徴のようなものとなっています。
キラーとヘルに追われていますが便宜上名乗っていたのは優也の周囲の者たちだけで、共通認識的なものはありませんでした。
時が経つほどに親しい契約者と出会わなくなっていく事は優也も感じていて、ついには誰もいなくなった事に気づいています。
心を許さない聖剣士様は親しくなった人と別れる事を恐れた、ただの男の子です。
チョーカーと手首の端末
手首の端末は、実は優也は頑張れば外せます。チーカーのほうは無理です。
チョーカーは皮膚に張り付いているのか?ってくらいにしっかりと取れないようになっていて、伸縮性等もあります。
苦しくはありませんし、付けていてもかぶれたりはしません。そういう素材です。そういう素材なんです。
体温や脈といったデータを随時記録していて、データを送信する機能は持っていない代わりに星型の飾り内部にあるチップに2ヶ月以上の詳細なデータを保存できます。
2か月程度で『寝てしまう』優也にとって、付けたら外せないものという認識になりますね。
後は手首の端末ほどの精度や速度はありませんが、発信機としての機能も持ち合わせています。バッテリーは光で賄います。
左手首の端末は、充電式です。寝ている間に充電器につないでいます。
リアルタイムで対応する端末に身体情報のデータを飛ばしていますが、チョーカーより精度が劣ります。
その代わり、かなり高精度な発信機でもあり、時計でもあります。
頑張れば優也でも外せますが、外したらリアルタイム送信なのですぐバレるうえに本を用意してもらえなくなるので外しません。
『契約者』と小瓶
砂の量で死亡率が上がります。
瓶にかけた願いを叶える事が出来る『契約者』はごく一部です。
イメージ的には、瓶に見える砂の量で確率が上がり、砂の総量で抽選回数が増える形。
優也はごくごく一般的な『契約者』の小瓶が何本も一杯になる量の砂を持っています。
現状、毎夜+うたた寝等で意識を失えば死ぬ可能性があるので、砂の総量に対して『死ぬ可能性がある事項の回数』が多い状態になります。
実は理久の小瓶は優也の砂を数粒受け取ればいっぱいになります。
『契約者としての能力』
『契約者としての能力』は『瓶にかけた願い』と『その願いに対する思い』と『本人の魂の質』、『テラー』で決まります。
完全に同じものになる確率はだいぶ低いですが、可能性はゼロではありません。
能力や『契約者としての資質』などは血縁とは関係ないものになります。
本来『契約者としての能力』はその本人の魂に紐づくものです。
『契約者の魂』を使って『テラー』が願いの小瓶を作り上げる際、化学反応的な意味合いで生まれるものが『契約者としての能力』になります。
厳密には与えられたものではありませんが、テラーが居ないと生まれないものではあるので、与えたといっても間違いではないところです。
魂の一部がテラーに触れられた事により変質して生まれるのが能力となるので、本人の魂に能力が付随することになります。
優也の正式な能力は『身体強化能力と自己治癒能力を所有者に付与する聖剣』で、これは剣が主体となるためイレギュラー枠です。
この能力で『身体強化能力』と『自己治癒能力』を自身に付与しています。
1冊目で優也の聖剣が蔦を斬りやすかったのは、剣が能力そのものだからという点はかなり大きいです。
ちなみに『迷魂』は、変質した部分(能力)は食べる事ができません。下手すれば自分が砂にされるからです。
亡くなった『契約者』がペアを組んでいた場合『たべのこし』として能力がペア相手へ移動し、ペア相手が能力を使う事ができます。
余談となりますが
『くっ付いてしまったページ』6頁、7頁、10頁については
製本した際に掲載予定となります。
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