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EP1 - 日常なんて
公安第5課
普通の日常を手に入れるため、日本の「女子高生」として暮らしていた久我山水樹は、ある“秘密”を抱えていた。
彼女は「電気系統(ボルティック)」の能力を持つスキルメーカーの1人であり、世界で秘密裏に“処理”されようとしている国際指名手配犯の1人だった。
彼女は殺人を犯したわけでも、指名手配をされるような犯罪を犯したわけでもなかった。
ただ、彼女は生まれながらにして、人間として生きる「資格」を失っていたのだ。
“セカンドステージ・チルドレン”と呼ばれる、特殊な細胞を持った異能者として生まれたことにより。