今騒ぎ

Exaggerated story.
Kay.
Kay.

#8 青い箱の日

公開日時: 2022年7月29日(金) 01:15
文字数:1,465

────── 次の日の朝。


9時頃だった。


その頃、クレソンは起きてキッチンでなにかを作る。そこにルーベンが部屋にやってきた。


やあ、クレソン。


おはよう、ルーベン。今日も早いな。


そうか? 9時だぞ。


まあな。


今日はロングス行かないのか?


今日は辞めとく。仕事に行く、ちょっと遅めに起きたからここで朝済ますよ。


と、エッグベネディクトを作っていた。それとコーヒー、シリアルに牛乳を注ぐ。


そうか、わかった。青の服か?


そうだ。なんで?


いや、なんでもない。


クレソンはソファーの前にあるテーブルに料理を置く。


お前は行くのか?


え? どこに? 俺はここにいるぜ?


そうじゃなくて、ロングスだよ。


ああ、後で行く。


そうだ、さっきスペインにいるグレタから手紙来てた。


え? スペイン? なんで?


え? お前知らなかったのか? 2週間スペインに行ってるんだ。


へえ。そうだったのか? この前スイカ割って食べたろ?


は? それは9月だろ。今は12月だぞ。


え、? そうなのか。


そうだよ。


そこに電話が鳴る。


その電話にはルーベンが出る。


だれだ? ルーベン。


友達のイエニー。


イエニー? なんでお前の友達が俺の電話番号知ってんだ?


それはな、俺の電話壊れてるから。


あそ。で? なんだって? ていうかどんなやつだ?


イエニーは、昔オースティンで映画館に勤めててな、そこの技師だったんだ。


ちょっとまて。映画を映す技師ってことか?


そうそう。


ふーん。それで?


ある日映画館に行くと、騒ぎがあった。魔術師の陰謀と、ミザリーを放映しようとしてたけど、先輩と喧嘩してた。内容は、どっちを早く映すかだった。殴り合いになりそうだったから、俺は止めに入った。


ほう。それで?


それで、おい! お前らやめろ! て俺は入った。すると、殴ろうとしてたイエニーの拳は俺の左肩に直撃。


うわ、痛そ…… 。


ああ、痛かった。シザーハンズにチクッと切られたぐらい。


あそう。それ、どんな感覚だよ。


そこはいいんだ。それで、イエニーは叫んだ! なんで! 前に出てくるんだ! て。そこから、落ち着いて話して、飲みに行ったら仲良くなった。


へえ〜! それいつの話?


6年前かな。


そうか。


あいつはスティーヴン・キングが好きだった。


あ〜 ホラーね。


今、イエニーから映画行く約束した。


そうか。さて、俺は仕事いくよ。あの、青箱の中にな。


と、クレソンは目を目開く。


だから、全身青なのか。


そうだ。


行ってくる。


ああ。


クレソンは家を出た。


その30分後、クレソンはウィンクル制作会社に居た。


青い空間のセット近くでみんなに挨拶をするディレクター。


やあ、クレソン。引き受けてくれてありがとう。なにしろこの青青しさだからな。


いやありがとう。


ところでその格好でやるのか?


なんで?


ほぼ同化するだろ。黒でも着てくれば良かったな。


だよね〜。


まあ、安心しろ! あの中に行ったら、俺は青青星人だ〜! て叫びながら目をデカくしておかしくなるから。


と、クレソンの肩にポンと手を置く。


ああ…… 。


さて! 始めるぞ!


と、ディレクターはどこかにいく。


なにが、安心しろだよ…… 。


クレソン! 中に入ってくれ。


はいよ。


と、青い空間に扉から入った。


10分後、クレソンは青い箱から走って飛び出た。目をでかくして、「ワレワレハアオアオセイジン」と言いながら、頭おかしくなっていた。出ると、すぐさま外に出る。扉からではなく、セットの壁を壊して出たのでクレソンの体の形が残っていた。クレソンはデメキンみたいな顔をしていた。


どうやら10分しか我慢が出来なかったようだ。


ディレクターはこう言う。


だから、言ったのに…… 。


その後クレソンは単色のCMの仕事を断るようになった。
















ー #8 青い箱の日 ー つづく。

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