気になるあの子はヤンキー(♂)だが、女装するとめっちゃタイプでグイグイくる!!!

可愛ければ、なんでもいい。男の娘でも☆
味噌村 幸太郎
味噌村 幸太郎

ベッドイン!

公開日時: 2022年5月28日(土) 14:00
文字数:1,276


  

 ガチャンと音を立てて、扉がゆっくり開く。

 俺は心臓が破裂しそうなぐらい、ドキドキしている。


 アンナは特にいつもと変わらない様子で、

「さ、タッくん入って」

 と部屋へ誘う。


「あぁ……本当にいいのか?」

「なにが? アンナが良いって言うんだから、いいんだよ☆ 今から気持ち良くしてあげるからベッドに横になってみて☆」

「りょ、了解した……」

 ぎこちなく、部屋の中に入る。

 テーブルの上には、アンナが利用していると思われるコスメグッズやアクセサリーなどが並べられていた。

 うわぁい! 女の子の部屋だぁ~ 生まれて初めてぇ~

 と思ったが、男だった……。


 浴衣姿のまま、ダブルベッドにゆっくりと腰を下ろす。

 ふとアンナを見れば、「フンフン~」と鼻歌を口ずさみ、金色の長い髪をシュシュで纏めていた。

 うなじがとても色っぽく感じる。


 そうか、ついに時が来たのか。

 俺、童貞卒業できるんだ。


 覚悟を決めて、腰の帯をするりと外し、浴衣を床に投げ捨てる。

 パンツはもうパンパンだ。


 よし、ドンと来い! と、ベッドに大の字になって寝転ぶ。


 するとそれを見たアンナが悲鳴をあげる。

「タッくん!? なんで裸になっているの?」

「え?」

「浴衣のままでいいって! なに考えているの!」

「だって気持ちいいことするんじゃ……ないのか?」

「マッサージは別に裸じゃなくても、できるでしょ! タッくんったらなにを勘違いしてたの?」

 と可愛く頬を膨らませる。


 ただのマッサージなんかい!

 クソが!


 俺は憤りを隠せずにいた。

 そ、そりゃあ、勘違いした俺が悪いけどさ。

 気持ちいいことをするって、ベッドに寝て、とか言われたら、ピンクなこと考えちゃうじゃん。

 ぴえん。


 浴衣をもう一度着なおすと。

 アンナに「うつ伏せになって寝て」と言われた。


 俺は言われるがまま、枕に顔を埋める。


 確かに最近タイピングで肩がコリコリだから、マッサージもいいもんだな。

 しっかりとサービスを堪能させてもらおう。


「よいしょっと!」


 アンナが俺の腰に乗っかる。

「重くない?」

「ああ、軽すぎるぐらいだ」

「ふふ、じゃあ始めるね☆」

 そう言うと、彼女はまず首、肩から優しくほぐし始めた。

「気持ちいい?」

「ああ……最高だ」

 今日は馬鹿力をセーブできてるんですね。

「じゃあ次は腰だね」

 アンナがマッサージをするたびに、俺の浴衣が自然とはだけていく。

 徐々に上とあがり、素肌が露になってしまう。


 彼女はおかまいなしに、もみほぐす。

 俺の腰を小さな指で押すのに夢中。


 ここで気がつく。

 あれ? 今のアンナってスカートだよな?

 ていうことは、この背中に当たっているものは……。

 サテン生地の気持ちいい肌ざわり。

 ま、まさか! アンナのパンティ!?


 当の本人は気がつくこともなく、身体の向きを後ろに変えて、俺の太ももをほぐしまくる。

「どう? アンナ、タッくんのために通信教育で勉強してたんだよ☆」

「すごく……いいです」(パンティが)

「ふふ、変なタッくん☆ 今度は足つぼもしてあげる☆」

 となると、自然とアンナは俺の太ももにまたがる。

 あぁ! 太ももにゴリゴリ股を押し付けられる!

 なのに、あるはずのおてんてんが感じられない。

 ただ、ツルツルのパンティが最っ高です!


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