彼女の実家から松茸が届いたとメッセ―ジが来たのは、今朝の事。
今夜の松茸料理に誘われた僕は、仕事なんて二の次三の次。間髪入れず、絶対行くと返事した。
「あなたに、聞いてほしい話があるの」
突然の彼女の話に、僕は気が付いたんだ。
松茸料理と、もらえない彼女の返事――その真実に。