面白くないラノベの見本

必ず一次選考落ちする作品
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TalK2

公開日時: 2023年1月11日(水) 07:00
文字数:282

「がっ、はっ……!」

 背中から胸を穿つ鈍色を見る。


「はい! じゃあ、抜きますにゃ?」


「がっ!」


 いきなり得物を抜かれ、血が逆流してきた。さらに胸からは大量の血液が噴き出す。


「わあー! いい感じにぶっしゃーしてますにゃあ!? タイリョウタイリョウ!」


 まもなく膝を付き、前のめりに人形のごとく倒れる。


「あれ? もうオワリ? もっとパフォーマンスしてくれニャいのかにゃ?」


 つまんにゃーい! とかすかな意識を保ったまま聞き取り、激しい眠気に任せて目を閉じた。


 七緒は頭部を脚で踏み躙りながら、



「……終点だよお客さん。……いい夢見れたか? 人殺し〈クソ野郎〉」



 憎々しげにそう言って、唾を吐いた。

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