突如出現して以来、地球上の支配者となった災害級特異生命体群〈ツクモガミ〉によってほとんどの国家が崩壊し、各地に支部を設けていた国際連合が代理統治を行っている世界。
極東支部が統治する【中部自治区】では、対ツクモガミ討伐部隊を兼ねた特殊部隊──対人・生物・災害対応特別戦略部隊群〈H.U.N.T.E.R.〉を設立。
叛逆への糸口を繋ぎ留めつつも、しかし圧倒的なツクモガミの勢力を前には、人類再興も程遠く。状況が停滞したまま、三十年近くが経過しようとしていた。