もう暗くなってしまった車内でリンジくんが言った言葉に私はほんの一瞬だけ、息を詰まらせた。
「だね。で、ハナちゃん今日はまだ時間ある?」
「はー?」
あまりにも唐突なリンジくんの言葉に、詰まった息を吐き出すがごとく、とんでもなく間抜けな声が出てしまった。
「あ、な、ない?」
流石のリンジくんも私の突飛な反応に焦りを見せたようだった。いけないいけない。シンプルに考えてみれば、男が女を誘うという行為には相違ないのだ。他意があろうとなかろうと、ごくシンプルに考えれば、の話だけれど。OKするにしたって、断るにしたって、言い方というものがあろう、香椎羽奈。
「あ、う、ううん、そんなことないよ!」
「む、無理してない?」
運転をしながらなので前を見てはいるけれど、リンジ君は苦笑しているようだった。
「してないしてない」
「そ」
「え、何?」
そう、つまり、いや、そもそも?私を誘う理由は何だ。希望的観点は持つべきではないし希望的妄想もするべきではない。それは判っている。私には純然とした事実が必要。それ以外の何物でもなく。
「いやぁ、せっかく車借りて出かけられたから軽くドライブでも、と思ってさ」
「なるほど」
そもそも車やオートバイが好きだったのはあるのだろう。だから間違った選択とはいえ、ああいうチームに入り、そこで失敗に気付き、清算をした後も自動車整備工場で働いているのかもしれない。それに以前乗った時にも思ったことだけれど、リンジくんの運転はとても丁寧で、乗っていて不安感がない。正直お父さんやお母さんの運転より巧い気がする。
「ま、まぁ僕が走りたいって言うのもあるんだけどさ」
「一人だとつまんない?」
ローリング族のようにまるでレースでもしているかのようなスピードを出して、他の車に迷惑をかけて走る行為はそれこそとっくに卒業したリンジくんだ。きっとゆっくり運転を楽しむ走り方なのだろう。だとするならば、話し相手の一人も欲しいところかな。他意はあろうがなかろうが、それを私に求めてくれるのは、少し、嬉しいかもしれない。
「ま、そうだけど、だからって誰でも良い訳じゃないよ」
「え!あ、そ、そう……」
不意打ちか。い、いやそんなことはない。話し相手だとしたって、人は選んで当たり前だ。私だって国井や山本なんてこっちから願い下げだし。だから、少し嬉しいと感じている。い、いや、それも強引か……。
「何て言うかさ、ハナちゃんとゆっくり話したことなかったように思うしね」
「え、そ、そうかな」
オチツケカシイハナ。
何もそんな話じゃない。確かに二人きりでゆっくりお話、というのは殆どしたことがないじゃないか。リンジくんの言葉に反射で反対のことを言ったって何の意味もないぞ。だから落ち着くのだ。
「うん、そうだよ。ハナちゃんは僕と二人だけの時はいつもヘンな人、って警戒してたし」
「い、今はしてないよ」
うん、今はしていない。それは本当だ。最初は確かに笑い顔の糸目で、妙に親切な態度に胡散臭さを感じていたと思う。とてつもなく失礼な話ではあるけれど。でもリンジくんの色々な過去を知った今、それが経験則から学んだことであり、自分が振舞うべき行動だと信じていていることだと理解できた。でも、その前から気になる変な奴、という印象はあったように思う。
「そうかなぁ」
「そうだよ」
「まぁでも判らなくもない、かな」
む。そう来るか。それには物の順序があって、単純な話でもない。でも、それならリンジくんには判っておいてもらわないといけないことかもしれない。だからわたしは、反射ではなく、反対のことを言う。
「そういうのは、違うと思う」
「へえ?」
まだリンジくんの言葉の中身をきちんと掌握してない状態での私の反論に、リンジくんは面白そうにそう言ってきた。まったく憎たらしい奴め。
「別にリンジくんが昔悪かったから、とかそういうことじゃないよ」
「そうかな」
前を見ながら、リンジくんは言う。それでも口元が少しほころんでいるのが判る。
「少しそうかも」
「え、どっち」
だから順序だと。口には出していなかったけれども。
「元々だったとしても、色んな人に気働きするようになったのは、そういう昔の古傷があるから、っていうのも理由の一つだったら、少しはそういうこともあるのかなぁ、って」
「……だね」
そうした、誰が悪いかは別としても不幸な経験をすれば、己を顧みる人は少ないけれど、いる。リンジくんは少なくともそれができる人だと私は知った。自分の過去を後ろめたく、仄暗いものと感じてしまうのは仕方がないことだけれど、だからと言ってその過去を知らない人間にまで、その仄暗い過去のせいで、好ましく思われないかもしれないというのは、リンジくんの被害妄想にも近い勘違いだ。
「でもま、私が出会ったのは今のリンジくんだからね。そういう過去があったっていう話はきちんと聞かせてもらったし、私なりに理解も納得もしてるけど」
「ありがたいね」
本人の口から、きちんと聞いて、理解も納得もした。少なくとも私にとってはそれで充分だ。
「だから、まぁ最初警戒っていうか胡散臭いって思ってたのはホントだけど、今はそんなこと全然思ってないし、本気でそれ、思い続けてたら今ここにいないよね」
「それもそうだね」
本当は判って言っていることが私にも判ってちょっと腹が立つ。まったく憎たらしい男だわ。なので、この際気になっていることも訊いてしまおう。
「でも羽原君の話聞いてて思ったけど、チームいる時もこんな感じだったの?」
「い、いや、あの頃の話は……」
左手の人差し指で鼻の頭をぽり、と掻く。確かに思い出したくない話なのかもしれないけれど。だからそこは勿論、私は追及なんてしないし、深入りする気もない。
「ま、無理に訊き出すつもりもないけど」
「……ま、まぁ、もうちょっと乱暴な言葉遣いだったかな、とは思うけど、粗方こんな感じだった気もする」
「オレ、とかじゃなかったの」
リンジくんがオレ、なんて言うのは今までも一度として聴いたことがなかったけれど、あ、いやファイヤーマスクはオレだった、確か。ま、まぁでもあれはリンジくんではないらしいので、ノーカウントということにしておいてあげよう。
「あ、いや、それはそうだね。おれって言ってた」
「ほぉー」
今、リンジくん本人の口から聞いても違和感がある。何だろう。普段の会話や口調で自分のことを僕という人は少ないのに、リンジくんが言うと合っている。聞き慣れているということも手伝っているのかもしれないけれど、リンジくんがおれ、と言うと違和感ありまくりだ。
「……」
そしてリンジくんは何とも言えずばつの悪そうな顔をしている。ごめんよ、昔のことはもう訊かないから。今度はお詫びの意味を込めて私は言う。
「私の事も、何か訊きたいこととかある?リンジくんの事ばっかり訊いてるから、何か気になることがあればどうぞ」
とはいうものの、私なんか塞いでいたばっかりで面白味もない人間でしかなかったから、何も話せることはないけれど。
「うーん、その辺、僕苦手なんだよね」
苦笑。
そっか。リンジくんももしかしたら同じなのかもしれない。足を洗った今だからこそ、いくらかは笑い話にでもできたかもしれないし、本当は話したくないこと、リンジくんの中ではつまらないことなのかもしれない。それに、リンジくんの反応も何となくは予想できた。
「ま、そうでしょうね。どこで線引きしたらいいか、相手の心に傷をつけず、巧く訊き出すにはどうしたら良いか。そんなところでしょ」
「だね」
私もそれは中々できない。だから余計に判ってしまった。リンジくんが自分の過去を私に訊かせてくれた時も、香椎羽奈が永谷リンジに訊き出した。ではなく、永谷リンジの一人語りを、香椎羽奈が聞いた、という体裁を作ってくれた。
なので、こほんと一つ咳払い。
「じゃあ勝手に喋るけどいい?」
「聞かせて頂きます」
良かろう。私も自分では面白みの欠片もないつまらない話を、私が勝手に話そうじゃないの。
「私のこの脚は、生まれつき。手術を何度かして、こうして歩くのにはとりあえず不便ない感じ。子供の頃は結構入院と手術とリハビリを繰り返したりしてたせいで、あんまり学校には行けなかった」
「ふむ」
だからと言って、こんな体に生みやがって、と思ったことはなかった。両親はそれほど懸命に、お金も、時間も、気持ちも、使ってくれたと思う。それに先天性の場合胎児の時からの体勢が悪かったり、ということも理由の一つとして有り得るので、両親に責があるとはやはり思えなかった。
「で、他の子と違う。学校には行きたくても行けない。遊びたくても満足に動けない。だからかなり塞いでて、折角お見舞いに来てくれたみんなにも、酷い態度で当ったりしたの。どうせ先生に言われたから来たんでしょ、とか、そんなこと言っちゃって、今だから言えることだけど、本っ当に馬鹿な子供だった」
できることなら当時お見舞いに来てくれた一人一人に謝りたい。子供にだって、言ってはいけないことだってあるし、やってはいけないことだってある。子供だからと無条件で庇ったり養護したりするのは宜しくない。
「今思えば、だよね。当時は当時で必死だった」
やっぱり優しいな、リンジ君は。その通り。当時は周囲を気遣うだけの余裕もなかった。
「うん。きっとみんなそう。先生に言われて仕方なく来た子もいれば、もしかしたら美雪みたいに本当に私と仲良くなりたいって思ってくれた子が、いたかもしれない」
今となっては判らないことだけれど、自ら機会損失を招いていたのは事実だ。
「うん」
「そういうの、考えることもできないで、気付きもしないで、結果踏みにじって、ほぼ孤立」
当たり前だったし、当時も今よりももっとひねくれていたけれど、いわゆる『こんな自分なんて』という気持ちが常にわたしの中にはあった。歩くのも遅い。愛想もない。人が近寄って来る訳もない。
「中学生になって、手術も減って、学校には行けるようにはなったけど、結局自分が取った行動のせいで孤立して、仄以外相手にしてくれる子はいなかったなぁ」
当時は、いや、最近までそれでも仕方がないし、それで良いと思うようになってしまった。
「仄ちゃんには感謝だね」
「癪だけどね」
笑顔で私は言う。相も変わらず素直ではないことは判っているけれど、そこも判ってくれている仄だからこそ。
「最初は仲悪かったんでしょ」
まぁ、少しでも私の過去を知って、私がどういう人間だったかを想像できれば、そう思うのは当たり前かもしれない。
「悪いっていうよりは、ずけずけ来る仄を一方的に私が煙たがってた、って感じかな」
いちいち私に構ってこないでよ、と突き放したことだってある。
それでも伊月仄という人間は、執拗に私に拘った。仄自身の親切心を満足させるためだけに言い寄ってきているのではないか、とまで言ったことだってある。それを言ったら、ひっぱたかれた。手加減なしの平手打ちなんてされたことがなかったから、あまりにショックだったせいか、無意識の内に涙が出てきて、体が震えた。でも殴った仄も物凄く震えて、涙目になっていた。二人で訳の判らない大声を出して言い争って罵り合った。
障碍者に手を上げるなんて何様だ、と今では絶対に考えない頓珍漢なことまで言って殴り返した。それも、甘ったれんじゃないわよ、とまた殴り返された。
私は元々腫物のような扱いだったし、そんな私に拘っていた仄も同じような目で見られていたのかもしれない。だから私たちの喧嘩を止める生徒なんかいなくて、結局は先生が止めた。
それから生徒指導室でやっぱり足にハンデを持つ私に手を上げるとは何事だと仄が怒られた。だから私はそれは違うと先生に食って掛かって更にお説教の時間が伸びた。
外は真っ暗になり、帰りは私の仄の二人。暴れたせいもあるし、言いたいことは全部言い切ったこともあって、顔はぐっちゃぐちゃだったけれど、とてもすっきりした気持ちでもあった。
私は仄に謝ったけれど、ラーメン奢らないと絶対許さないって言うから、寄り道をして一緒にラーメンを食べた。
そんな仄との関係ができるまでの一部始終をかいつまんで話した。
「あー、なんとなく想像つく」
「かもね。実際今とあんまり変わってない気がするし」
「確かに」
私の言葉にリンジくんも苦笑する。確かに本気のぶつかり合いをした仄に対しては、全然態度は変わっていない。感謝の気持ちは勿論ある。これからだってずっと仄とは親友でいたい。だけれど、良くしてくれた仄に媚びてはいけないとも思っている。
「でも仄には本当に色々救われたなぁ。だから?で?って。私があんたと絡みたいと思うのに、あんたの足の事なんか邪魔にもなんないんだけど?ってね、ホントもうなんかどこぞの海賊王か、ってくらい」
「ま、まぁ僕もそれはそう思うけれど、言い方はあるよね」
私に対して理解を示してくれる人はみんなそんなきらいがある。私が思い悩んでいることなんてどこ吹く風だ。そうかもしれないけど、誰もそんな風に思ってないよ、って。見透かされているようだし、肩透かしを食らった気分にも似ているかもしれない。
「でしょ。でもおかげで変われたっていうのはあるし、逆に、仄に甘えっぱなしもまずいな、って」
「それで態々別の高校選んだの?」
私の高校と仄の高校は特別に学力の差がある訳ではない。仄は仄の思うところがあって進学をしたし、私も自分の体のことを考えて近い高校に進学した。
「ううん、態々ってことはないけど、一緒の高校にしようと思えばできた、くらいかな。でも良い機会だと思ったんだ。じゃないと、仄と友達じゃいられなくなっちゃうかも、なんて結構真剣に考えちゃって」
それこそが、折角対等に向き合ってくれた仄に媚びてしまうかもしれない危険性だ、と本気で考えたことは、ある。そして仄なしでは生きて行けなくなってしまうんじゃないかって、真剣に悩んだこともあった。だから、態々別の高校にしたという訳ではないけれど、仄が私と違う高校を志望校にした、と聞いた時には複雑な思いはあった。
「手を引いてくれる友達、じゃなくて、向き合える友達に、ってこと?」
「そんな立派なものではないけど、イメージそんな感じ。できなかったけどね」
結局、美雪が声をかけてくれるまで、私は独りでいたに等しい。
「そぉ?」
リンジくんが何だか満足げな笑顔になる。その笑顔の意味を理解したくて私はリンジくんを促すためにもう一言、付け足した。
「美雪が話しかけてきてくれなかったら、多分私、今も一人だったんじゃないかな」
美雪が話しかけてきてくれた時は、リンジくんとも出会ったばかりで、でも何となく気になる存在ではあって、恐らくだけれど、今の私に変わるきっかけのようなものはすでに経験した後だったように思う。
「美雪ちゃんが話しかけてくれなくて、そのあと美雪ちゃん以外の子が話しかけてきたら?」
「あ、そうか……」
既に何かが変わりつつあった私が、仮に美雪と出会わなかったとしても、友達になりたい、と思ってくれた人の気持ちは受け入れられたのではないか、とリンジくんは言ってくれているのかな。
「ハナちゃんから友達にっていうのは、その時はまだ無理だったかもしれないけど、でも、美雪ちゃんを受け入れたのはハナちゃんなんじゃない?」
「うん……」
それは、確かにそうかもしれない。以前の私なら間違いなく突っぱねていたけれど、リンジくんに出会って、見ず知らずの人の親切や期待に触れて、私が変わっていった。だから、仄だけではなく、誰かと一緒にいられるかもしれないという希望も見出していたのだろうか。
良くは、判らないけれど。
「これね、僕の事でもあるんだけれど、それっていつも誰かの目に留まってるってことなんだよね」
「……だね」
特に私は、ごく小さな趣味ではあるけれど、自ら人の目に触れるようなことをしてきている。それだけではない。ロフストランドクラッチを持って出歩いているだけでも、人の目は集まりやすい。だから、最低限身なりは整えるし、常識的な行動を心掛けている。身なりは悪い行動も非常識なら、悪い意味で人の目を引き、当然悪く思われる。そして今のご時世何だったら即刻SNSで晒され、住所だって調べられてしまうかもしれない。
「あんな風にさ、いつでもきらびやかに光っていることって、誰にも難しい事だとは思うけど」
リンジくんの言葉の後に前を見ると、漆黒の闇に大きな観覧車がきらびやかな光を湛え、ゆっくりと周っているのが見えた。あれは確か臨海公園にある観覧車だ。乗ったことはないけれど、情報では知っている程度。
「見る人の印象は違うってことね」
観覧車は高いところにまで上がって、景色を楽しむ乗り物だ。夜になれば夜景も楽しめるだろうし、こうして外側から見ていても綺麗だと思える。見る人の印象はそれぞれだ。
「そ。それにあれ、この時間じゃもう乗れないんだって」
「そうなのね」
人を乗せなくても、こうして夜景の一部として人の目を引き、楽しませる。でも見る人によっては、電気の無駄遣いだと感じる人もいるだろう。見せ方を考えても捉える側はそれぞれだとリンジくんは言いたいのだろうか。
「うん。でも人を乗せるという本来の仕事をしていなくても、ああやって綺麗に光っていると、悪い印象を持たれることは、少ないよね」
「確かに」
私も素直に綺麗だと思うけれど、例えば災害の被害に遭った人が見れば、今しがた私が少し思ったように電気の無駄遣いだと考える人もいる。立場に依っても見方は色々だ。それらを全て考えていては身動きが取れなくなってしまう。
「貴さんや諒さんの受け売りだけど、見せるっていう努力は大変だって。いつでもどこでも、善意でも悪意でも、視線にさらされていることを理解してないと、痛い目を見るのは自分だってね」
それは確かにそうかもしれない。私が野外演奏などで身を晒していてもSNSなどをやらないのは、私の足のハンディキャップのことがあるからだし、それを武器にも言い訳にもしたくないと思っているからだ。足が不自由な女の子が聞かせる演奏がどうのこうので話題になど上げられたくはないし、何をどう言われるか判ったもんじゃない。正直なところ私自身がSNSをやらなくたって、スマートフォンが私の方を向いていれば、どこかに動画や音声がアップされていることだってあるのかもしれない。知らぬが仏レベルの話でしかないことも判ってはいるのだけれど。
でもきっと、プロの世界で音楽をやってきた人たちの言葉なのだ。リンジくんにとっては恩人でもある人の言葉の重みは、感じられた。
「なるほどねー。それは凄く判る気がする。ね、リンジくん、あの観覧車の近くって行けるの?」
もう少し近くで観覧車を見てみたいと思った私はそうリンジくんに言ってみる。ドライブにつき合わせたんなら多少は私の希望を言ったって良いわよね。
「公園だから足元までは行けるみたいだね。色んな施設が閉まってるだけで公園自体は入れるみたいだよ。行ってみよっか」
「うん」
私がそう言うと、リンジくんが車線変更をするためにウィンカーに手をかけた。
第二九話:香椎羽奈の変化 終り
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