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連載中 長編 現代世界 / 恋愛

RED ZONE 〜大好きだった初恋の彼に転生したら、NTRれ寸前の修羅場だった〜 「ど、どどッ、どちら様ですか!!?!」

公開日時:2025年1月5日(日) 19:21更新日時:2025年1月5日(日) 19:21
話数:1文字数:454
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あらすじ

 

大阪府、難波。

 

関西地区を中心に、西日本を牛耳っていると言われる不良集団、レッドキャップス、

 

“赤い死神”と恐れられていたこの集団は、初代総長・赤神紫苑(あかがみしおん)によって創設され、数年もの間に西日本全土へと勢力を伸ばしてきた。

 

 

赤神紫苑の父親は日本全国でも有名な暴力団、“大川組“の若頭であり、次期組長候補の筆頭だった。

 

しかし、東京に拠点を構える”関東連合“との抗争の最中、大川組への謀反を企て、大川組長の殺害を機に、組織の壊滅へと動いていく。

 

大川組は抗争に敗れた後、関東連合へと吸収され、日本最大の暴力団組織へと成長していった。

 

紫苑は、幼い頃から父親のことを憎んでいた。

 

大川組への裏切りの報復として母親と姉を殺され、紫苑自身にも“復讐”の刃が向けられようとしていた。

 

かつて父親の相棒と呼ばれ、“天下を取りに行こう”と約束していた若頭補佐、藤沢晃大に命を助けられたあと、紫苑は父親へ会いにいくことを決意する。

 

家族を見捨て、自らの野望のために突き進んでいく父親を探し出し、なぜ、大川組を裏切ったのかを問いただす——

 

そうして、社会に不満を持つ若者たちを集め、“レッド・キャップス”を立ち上げたのだった。

 

当時大阪の中央区、浪速区を取り仕切っていた「黒唯皇帝(ブラックエンペラー)」を、壊滅に追い込んだのち。

 

 

 

不良生活とは無縁の穏やかな生活を送っていた滝川茜(たきがわあかね)は、小学生の頃に片思いをしていたある“幼馴染”への想いを、未だ忘れられずにいた。

 

幼馴染の名前は黄瀬綾人(きせなあやと)といった。

 

彼は両親の都合で大阪へと引っ越しており、それ以来、茜とは連絡を取っていなかった。

 

当時、2人は両想いだった。

 

しかし青森に住んでいた茜にとって、大阪という街はあまりにも遠く、——離れていた。

 

彼のことは忘れよう。

 

中学に入学したのち、文通でしか連絡を取り合えなかった綾人のことを、いつしかそう思い始めていた。

 

彼女の身に起きた、ある“事件“が起きるまでは。

 

 

ひょんなことから綾人に転生した彼女は、彼の体に入り、波瀾万丈の生活を送ることになる。

 

最初に目が覚めた場所はベットの上だった。

 

ズボンを脱がされ、下半身が露出している。

 

馬乗りになっている“赤神紫苑“が、彼の貞操を奪おうとしていた瞬間だった!?

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