大陸の覇を競って三十数年間に渡って争うガジール帝国とイスダリア教国。ガジール帝国所属の兵士、ボルドは戦地で負傷して左腕を失ってしまう。一方、ガジール帝国は徐々に劣勢となりつつある戦況を打開する為、人族の特性を生かした特別部隊の設立を決定する。十五歳になる人族の少女ルーシャは長引く戦争で困窮する家族の為に、その特別部隊の招集に応じるのだった。片腕を失った兵士と少女が紡ぐ物語。
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