第一章 騎士と魔女、中世ドイツ
中世ドイツ。ローテ子爵の四男ハインツは冷や飯食いの貧乏騎士ながらも戦場で手柄を立てた。彼は自分が討ち取った騎士から謎めいた言葉を受け取る。それこそ、ハインツの人生を狂わせた呪いの始まりだった。
第二章 失踪と取り立て、現代日本
しがないポンコツビルのオーナー、赤野は滞納常習者の馬場に追い込みをかけた。途中、古美術商を名乗る銭居(ぜにい)なる女性と合流し馬場の部屋に入る。彼の姿はなく、一枚の絵が部屋に残されていた。それは、さる修道士の埋葬を描いたものだった。
※一部にグロ場面、ボーイズラブ要素を含みます。