女優、レノ・アキーナス・トマス。元々、父も母も俳優業と女優をしていた。父はアメリカでも有名なマルタン・アキーナス。母はカナダ、アメリカで有名なカミラ・アキーナスだ。今はどちらも辞めている。レノはそんな大物の血を引いているため、世間では有名で、常にライターから逆光を浴びていた。そんな悩み時に出会ったのが、ルトラ。彼女にとって恩人の存在でもある。
──────── サウスバレーのカッポレ高校
キンコーンカンコーヒー! とベルが鳴る。
朝になり、シーミアは小さなサコッシュを肩に掛けて高校に登校した。昨日まではほど遠いテンションで登校する。昨日までとは違い、凄くテンションが高い。
イヤホンしてスマホから「ドン・オマール」を聴いて、イケイケな気分になって、学校に向かう。
家からあるいて15分の所だ。サンディア大学は家から30分の所だ。アルバカーキ国際空港の近く。高校は反対側だ。
こうしてシーミアは教室に入る前担任の先生に会うためにウィアード・ハワードのオフィスに向かう。
そこで別の先生に出会う。美人な身長高く、赤いドレスのような服を着ている。
オラ! 今日からの転校生のシーミアです。
オラ! あら、シーミア君ね。いまから教室に?
いえ、実はウィアード先生のオフィスに行きたいんですけど、場所ってこの廊下真っ直ぐいって、右手にあるオフィスで大丈夫ですか?
ええ、そうよ。この前この廊下ワックス塗ったから少し滑るかも。気をつけてね。
ありがとうございます!ではまた!
ええ(^^)
と、話を終え、シーミアはウィアード・ハワードのオフィスに向かった。
先程の道順で右手に曲がると、奥に扉がある。あそこが担任のウィアード・ハワードのオフィス。アメリカの高校には職員室という場所は存在しないのだ。
先生一人一人に少し狭いオフィスが与えられる。ご飯を食べる時は、オフィスか近くのスタッフルームがあるので、先生はそこでまったりしたり食べたりする。休憩場所でもある。
シーミアはコンコンココンコンコンと変なノックをした。
扉越しに声がする。「入りたまえ」そう聞こえた。
シーミアは中に入ると、ウィアードはオフィスで何か書類を書いていた。
ウィアード先生ですか?
ああ、そうだ。ちょっと待ってくれ。
はい。
そこから10分待った。なにをしているのかシーミアは気に始める。
えっと、先生何してるんですか?
よく聞いてくれた、君の転校生用の書類を書いてるんだが、住所書くところの「住所」て書いてある部分があるだろ? そこに住所を書いてしまった。しかも絵文字付き。
は? なるほどです。修正ペン使いますか?
いや後で書き直すからいい。教室行こうか。
あ、はい…… え、なんの待ち時間?
と、シーミアは時計をみる。
10分待ったんですけど。
気にしなさんな。改めまして、ウィアード・ハワードだ。よろしく。
あ、シーミア・トマスです。
と、2人は握手を交わす。
さて、行こう。
2人は教室に向かう。アメリカにはホームルームや入学式もない。
さっき来た廊下を真っ直ぐいくと途中で階段がある。そこから2階に。
上がって目の前に教室はある。
ここだ。シーミアは1番窓際の後ろに座ってくれ。最初の授業はたしかアメリカ史だ。さあ、入ってくれ。
そう言われ、シーミアは教室に入る。
やあ、今日から転校生のシーミアだ。仲良くな。
と、紹介する。そのあとシーミアは席について1日授業を受けた。最後はスポーツの授業だ。ここである思いもよらない事が起きる。
このスポーツで楽しい1日となったのだ。
episode 3. durar……
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