明けることのない夜の城。一人の女が目を覚ます。
かつて大陸の西側で広大な領土を支配していた吸血鬼たちの女王。
人間側の国家間の同盟による死に物狂いの反撃で、ようやく僻地まで追い詰め、そのまま眠りについていた、彼女という災厄が目を覚ました。
これは永い眠りから目覚めた吸血鬼が眷属を増やしながら人里を侵略していくお話です。