「お姉ちゃんが視界に入ると」
「お姉ちゃんの声が聴覚に入ると」
「お姉ちゃんに触れられると」
「不愉快だよ」
「死んで」
「お姉ちゃん死んでよ」
「なんで、そんな平気にしてられるのよ」
「自分が何したか」
「自分の罪を自覚できないのかな」
「崖から飛び降りて死ね豚」
「罪の自覚もできない畜生は」
「人間じゃないよ」
そうですか。
ロリロリ美少女の引き立て役として冒険していこうと思ったのだけれど、
ここでお別れのようね。
「私は、少しの間だけでも可愛いメルメちゃんと一緒にいれて楽しかったわ」
「これで、ストロベリーパフェでも食べて泣き止んでね」
【貴方が今下段突きの体制でいる、金髪ロングストレートの幼女に150Cを譲渡しようとしています。よろしいですか】
確認のアナウンスが流れる。
私は、150Cをメルメちゃんに渡そうとした。
VRMMOとして当然だが、システム上はメルメちゃんが承認しないと、渡す事はできない。
【150Cの譲渡は金髪幼女に承認されました】
メルメちゃんは、150Cを受け取った。
私は、メルメちゃんならそうすると、分かっていた。
周囲がざわつく。
「おい、あの女」
「殺人者達を従えていた」
「らしいわよ」
「VRMMOの中とはいえ」
「やってしまいましょうよ」
この人数に囲まれて、勝ち目はない。
私は、店を飛び出し逃げ出した。
「逃げたって事は」
「やっぱり本人ね」
私を追う声が、私を追うように呼びかける声が聴こえる。
今は、私を追うよりも、周囲に呼びかけ人数を集めている方に人員を注いでいるような気がする。
もし、これが現実世界からフルダイブ型VRMMORPGにログインしているなら、ログアウトしてしまえばいいだけだ。
しかし、もうはっきりと自覚しきっている。
私はこのVRMMOの世界に転生してる。
ログアウトすれば、貴方は消滅しますという警告が本当だと分かる。
ログアウトはできない。
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