第0章「閉ざされる世界」
第1章「空で始まる物語」
第2章「少女たちとの出会い」
第3章「守る空」
第4章「天と地に響く歌声」
2030年──東京。宇宙より飛来した怪物に、人類は蹂躙された。
世界各地が怪物に襲われる中、巨大人型機動兵器が現れて善戦するも、敗北。
幾万の怪物が地球の空を黒く覆い尽くし、この日を境に人類が安寧を享受する文明圏は消失した。
怪物の出現によって、地球環境は年々悪化していく。
太陽は昇らず、緑は枯れ果て、湖は干からび、生物が外の世界で暮らすことすら困難な冬の時代の訪れである。
人類文明圏の消失から10年。
荒野の大地を進む記憶喪失の青年「空海 大地」は、人類生存圏の砦たる小地球を巡る日々を過ごしていた。
そして彼はその日、自らの運命に出会う。
とある小地球で「空海 大地」は、騎士を模した巨大人型機動兵器「スカイナイト」と巨大な怪物「空食」と邂逅するのだった。
かくして10年もの間止まっていた人類の時間が再び進む。
人類、そして地球を守るための彼らの戦いが幕を開けた。