三界の書 ―銀閃の聖騎士と緋剣使いの少年―

少女は、持ち前の明るさで闇の中の少年を照らす
阿季
阿季

<おまけ>

一歩前へ

公開日時: 2020年12月13日(日) 23:10
文字数:406

 第一章のまとめ+次章予告を兼ねた短編です。

 

 キャッチコピー(ここではサブタイトル)を考えてたらなんか思いついたという。

 



 少年は闇の中にいる。

 深く傷ついた心は凍りつき、過去の記憶は鎖となって少年を縛りつけていた。

 その鎖は少年の心でもある。少年が望みさえすればそれは容易く解けるだろう。

 だが自分を許せない少年は固く固く鎖を縛りつける。


 そんな時、少年はある少女と邂逅を果たす。

 少女は持ち前の明るさで闇の中の少年を照らした。

 それは少年に少しずつ変化をもたらしていく。

 自身も気づかないくらいのほんの少しの変化だったかもしれない。


 少年はまだ闇の中にいる。

 しかし少年は僅かに歩き出した。その光に惹かれるように。

 懐かしい光に似た、けれども違う光に。

 たった一歩だが、確かに一歩……踏み出した。


 少女という光が闇を照らしたことで、少年の周りも微かに明るくなる。

 ほんの微かだが、それでも分かることがあった。


 少年の傍にはまた別の光が寄り添っていた。

 それは小さくて弱々しいが、確かに少年の傍に存在していたのだ。

 

 その事に少年が気づくのはもう少し先の話――――――




 これだけ読むと本編はシリアスものかと思われそうな……(苦笑

読み終わったら、ポイントを付けましょう!

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