チャービルは部屋で今回の本のネタを探す。
そこにグスマンがやって来る。
やあ、ビル!
おっす〜、グスマン。
どうした? なにガサガサしてる?
今日の夜のネタ探し。
ふーん、この細い本は?
朝の少女か、マイケル・ドリスだな。
聞いた事ない。
お前本何知ってる?
んーアヒルの漫画なら。
政治の?
そう。
あれは書籍化してないだろ、連載なだけで。
そうか、でも読み物だぞ、新聞の。
そうだな、今日は朝の少女にするか。ところで、お前なにかあっただろ?
そうなんだ! 聞いてくれ! 仕事辞めてきた!
は? 何言ってんの? お前。
それがな! 腹ただしいことが起きたんだ!
なにが?
それが、今日会社が10周年だからミシンが10%offなんだよ。それで、変な客がきて10周年なら半額ぐらいにしろ!て行ってきたんだ! あのデブ店長と掛け合ったけど、無理! おれはドカンさ! どちらもバカすぎて!
なるほどね、それでやけになって血管うかして切れたのか。
そうだ!
なあ、よく考えてくれ、紹介してくれたケリーはなんて言うかな?
別に! 説明するさ!
そうだな。 次お前なにするんだ?
と、2人はソファーに座る。
次って?
仕事だよ。
とりあえず、失業手当貰うよ。月2000ドルぐらいだろ?
そうか。というか戻ったらいいじゃないか。
は? バカか? 君は? 辞めたのに戻れる分けないやんけ!?
バカとはなんだ!? お前はよくキレるだろ? 他のやつらもいつもの事かって思ってるかもよ。
あ〜 なるほど。なるほど。
そうそう。1回戻っておけよ。
ありがとう! そうするよ!
と、グスマンはチャービルの部屋からでる。とりあえず明日会社に顔を出すことにした。
やれやれ。
そう言うチャービル。
──────── 次の日の朝
グスマンはこの日、会社に向かった。少し恐れを感じたが、どうにかなるだろうと思っていた。
会社に着くと、従業員たちが何人が仕事をしていた。
そこにグスマンは元気よく挨拶をする。
やあ! みんなおはよう!
すると、1人の男性が言う。
あれ? アレナルくん君辞めたんじゃ?
ええ!! 何言ってるんですか? 幻聴でも聴こえましたか? それとも幻の僕かな?
と、自分のデスクに座る。
そこに店長がやって来る。
さーて! 君たち朝の朝礼を始めるぞ! 今日も10%offだからな! じゃんじゃんミシンを売るんだぞ! 以上!
すると、従業員たちは声を揃えて「はい!」という。
ところで、そこに居るのはアレナルくんかね? 何してる?
なにって仕事しき来たんですよ!
記憶違いかな? 君は昨日辞めたんじゃないかな?
あれを本気にしてるんですか?
本気もなにも言ったのは君だ。
全く! 信じちゃって!
いいからこの会社から出ていきない。
はい…… 。
グスマンはもう無理だと感じ、ゆっくりと動きながら会社から消えた────────
次の日、木曜日。
チャービルの部屋でケリーとグスマンは話をしていた。
何ですって!? 会社を辞めたの?
まあ…… 。
なんでよ?
バカな客と店長に嫌気が差したから!
あそこは私が紹介した所なのよ! わかってる?
わかってる!
こらこらもういいだろ、2人とも。
と、チャービルはケリーとグスマンを止める。
全く…… 。
ケリーが言う。呆れている。
ダメだったんだな、あの手は。
と、チャービルが言う。
ああ、全然だめ。すぐバレた。
そうか。それで? どうするんだ?
そういえばあいつ来週の火曜日10周年記念のパーティを開くって言ってたな。
パーティ? そうじゃなくて…… 。
そこであいつをなにかできないかな? 例えば薬とか…… 。
おいおい! 何する気だよ!
と、チャービルは言う。
なにも。
いや、なにかする気の顔してるぞ? お前は分かりやすいな。
そんな事はない! 少しはポーカーフェイスできる。
君、ポーカー強い?
いや、あんまり…… すぐバレる。
じゃあダメじゃん。
大丈夫だって! じゃあな!
と、グスマンは行ってしまった。なにやら10周年記念パーティで企んでいるようだ。
なにをするのだろうか。
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