当日の事だった。
チャービルは野球の大会に参加する。
ダラス・カブラスの監督コウ・ユーハンは語る。
4回戦目はあのヒポポタマス・ユーレスが相手だ!
強敵な相手だ、前回の優勝者だからな。これに勝てば、最終決は戦蛇との戦いだ。今年こそ優勝するぞ!
と、メンバーに活を入れる。
試合が始まる。この日の夜にアタリーの誕生日がある。
だが、試合が長引いて夜19時になってしまった。試合の結果は4対3でダラス・カブラスの勝利、最終決戦へと進む事になった。
次の相手はテキサス・スネーク。長年ライバルとなっている相手だ。
日程は1週間後の今日だ。
チャービルは帰ろうとする。ユニフォームは土、泥で汚れている。野球ボーイのようだ。
チャービルは家に帰ると、鍵が開いていた。
あれ?
チャービルは荷物を置き、鍵が開いているのに驚く。
なんであいてんだ?
トイレのほうから女性が現れる。現れたのは、ケリーだ。ケリーはハンカチで手をふきながら出てくる。
あら、帰ってたのね。
ケリーか。
グスマンは?
あいつは帰ったぞ、これから姉ちゃんの誕生日なんだが、誕生日プレゼント忘れたらしい。
あー! なるほどね!
君はなに買ったんだい?
みてのお楽しみよ!
あっそ!
そこにグスマンが来る。部屋のインターフォンが鳴る。
「ぼくだーれだ!」
と、愉快な男がインターフォン越しに声を聞こえる。
「はやくはいれよ!」
と、チャービルは言う。
だれ?
ケリーは言う。
グスマンだよ、はやかったな。
その5分後、グスマンが部屋に入ってくる。
やあ、ケリー、ビル。
ああ、早かったな。
お前は遅いな、まだユニフォームなのか。
ケリーがトイレ入ってたから。これから入るよ、ちょっと待ってて。
そういうと、チャービルはシャワーに入る。
この後アタリーさんの誕生日、行く?
ケリーはグスマンに聞く。
ああ、だから一回に家に戻った。
場所はあの家?
そうオースティンのね。
何時から?
あ~ たしか20時だ。
と、グスマンが言う。
20時ね。19時にはつきたいわね。
そうだな。
すると、チャービルが出てくる。
よしそろそろ出よう。もう13時だ。
飛行機は何時かしら?
16時だ、18時には着く。
そうね。
3人は荷物を持って、空港に向かった。
今日はグスマンの車で空港にむかう。
そして、飛行機でオースティンに。
オースティンの少し外れに家がある。
19時に家に着く。
家に入ると、親と姉がいた。
やあ姉ちゃん! 誕生日おめでとう!
そうチャービルは言う。
そして20時から誕生日会が始まり、けーきの途中、プレゼントを渡す。
チャービルはマグカップ、グスマンは、ハリボー ラクリッツ シュネッケンを渡した。
と、そこにケリーも同じく、ハリボー ラクリッツ シュネッケンを渡す。
え! 同じものなの!?
と、ケリーが言う。
君が言っていたのはこれだったのか!?
と、チャービルが言う。
それを渡されたアタリーは怒るところか、笑っていた。
チャービルたちも「 良かった」と思っていた。少し焦っていた。
それどころか、アタリーはこの、ハリボー ラクリッツ シュネッケンが気に入って、その場で食べていた。すると、笑いながら不味そうに食べていた。アタリーは、変なものがすきだ。それを見たチャービルはこう言う「ハダカデバネズミみたいだ」完全な悪口だ。
だがアタリーはハリボー ラクリッツ シュネッケンを喜んでいた。楽しい誕生日会だ。
ただ、チャービルがあげたマグカップはそんなだった、むしろ、ハリボー ラクリッツ シュネッケンのほうが喜んでいた。
ケリーとグスマンは表情を緩めた。ホッとしていた。
ー ♯31 アタリーの誕生日3 ー 続く。
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