ソニード

Sonido.
Kay.
Kay.

♯31 アタリーの誕生日3

公開日時: 2023年6月9日(金) 04:43
更新日時: 2023年6月9日(金) 21:48
文字数:1,431

当日の事だった。


チャービルは野球の大会に参加する。

ダラス・カブラスの監督コウ・ユーハンは語る。


4回戦目はあのヒポポタマス・ユーレスが相手だ!

強敵な相手だ、前回の優勝者だからな。これに勝てば、最終決は戦蛇との戦いだ。今年こそ優勝するぞ!


と、メンバーに活を入れる。


試合が始まる。この日の夜にアタリーの誕生日がある。

だが、試合が長引いて夜19時になってしまった。試合の結果は4対3でダラス・カブラスの勝利、最終決戦へと進む事になった。


次の相手はテキサス・スネーク。長年ライバルとなっている相手だ。

日程は1週間後の今日だ。


チャービルは帰ろうとする。ユニフォームは土、泥で汚れている。野球ボーイのようだ。


チャービルは家に帰ると、鍵が開いていた。


あれ?


チャービルは荷物を置き、鍵が開いているのに驚く。


なんであいてんだ?


トイレのほうから女性が現れる。現れたのは、ケリーだ。ケリーはハンカチで手をふきながら出てくる。


あら、帰ってたのね。


ケリーか。


グスマンは?


あいつは帰ったぞ、これから姉ちゃんの誕生日なんだが、誕生日プレゼント忘れたらしい。


あー! なるほどね!


君はなに買ったんだい?


みてのお楽しみよ!


あっそ!


そこにグスマンが来る。部屋のインターフォンが鳴る。


「ぼくだーれだ!」


と、愉快な男がインターフォン越しに声を聞こえる。


「はやくはいれよ!」


と、チャービルは言う。


だれ?


ケリーは言う。


グスマンだよ、はやかったな。


その5分後、グスマンが部屋に入ってくる。


やあ、ケリー、ビル。


ああ、早かったな。


お前は遅いな、まだユニフォームなのか。


ケリーがトイレ入ってたから。これから入るよ、ちょっと待ってて。


そういうと、チャービルはシャワーに入る。


この後アタリーさんの誕生日、行く?


ケリーはグスマンに聞く。


ああ、だから一回に家に戻った。


場所はあの家?


そうオースティンのね。


何時から?


あ~ たしか20時だ。


と、グスマンが言う。


20時ね。19時にはつきたいわね。


そうだな。


すると、チャービルが出てくる。


よしそろそろ出よう。もう13時だ。


飛行機は何時かしら?


16時だ、18時には着く。


そうね。


3人は荷物を持って、空港に向かった。

今日はグスマンの車で空港にむかう。


そして、飛行機でオースティンに。


オースティンの少し外れに家がある。


19時に家に着く。


家に入ると、親と姉がいた。


やあ姉ちゃん! 誕生日おめでとう!


そうチャービルは言う。


そして20時から誕生日会が始まり、けーきの途中、プレゼントを渡す。


チャービルはマグカップ、グスマンは、ハリボー ラクリッツ シュネッケンを渡した。


と、そこにケリーも同じく、ハリボー ラクリッツ シュネッケンを渡す。


え! 同じものなの!?


と、ケリーが言う。


君が言っていたのはこれだったのか!?


と、チャービルが言う。


それを渡されたアタリーは怒るところか、笑っていた。


チャービルたちも「 良かった」と思っていた。少し焦っていた。


それどころか、アタリーはこの、ハリボー ラクリッツ シュネッケンが気に入って、その場で食べていた。すると、笑いながら不味そうに食べていた。アタリーは、変なものがすきだ。それを見たチャービルはこう言う「ハダカデバネズミみたいだ」完全な悪口だ。

だがアタリーはハリボー ラクリッツ シュネッケンを喜んでいた。楽しい誕生日会だ。

ただ、チャービルがあげたマグカップはそんなだった、むしろ、ハリボー ラクリッツ シュネッケンのほうが喜んでいた。


ケリーとグスマンは表情を緩めた。ホッとしていた。





ー ♯31 アタリーの誕生日3 ー 続く。

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