昨日ケリーとグスマンが喧嘩をした。
次の日。
チャービルは今日は早めに起きた。昨日家に着いて、バイヤーのほうの仕事が入ってさっそく本を探すためにパソコンを開く。
時間は朝8時だ。少し休憩するチャービル。冷蔵庫から水を取る。
そこにグスマンがやって来る。ピンポンとインターフォンがなる。チャービルはボタンを押す。インターフォン越しはグスマンだ。
はいれよー。
と、チャービルが言う。そして扉の鍵を開ける。
暫くしてグスマンが部屋に入ってくる。
やあ、グスマン。
やあビル。
今日早いな、どうした?
いや特に。ケリーは?
まだ来てない。
そうか。お前今何してる?
仕事だ、昨日本の仕事入って探してる。
バイヤーのほうか。なんて本だ?
お前の知らない本だよ。
いいから。
マイケル・ドリスの朝の少女だ。
なんだそれ?
ほらな。
お前読んだことあるの?
ああ、あるよ。絵本みたいな本だ。届いたら見せてやるよ。
わかった。
と、そこにインターフォンがなる。
それにチャービルが出る。
どなた?
ケリーよ!
はいよ。
と、チャービルは扉の鍵を開けた。
5分ほどでチャービルの部屋に来た。
は〜い! ビル、それにグスマン。
やあケリー!
おはよ、ケリー。
少し不穏な空気が漂う。グスマンはケリーに近寄る。
ケリー。
なによ、グスマン。
この2ドル返す。
は? いらない。私のせいで怒ってるんでしょ? いらない。
いやそうじゃない。あの時怒ってたけど、特にいまは怒ってない。悪いのはあの映画館だから。返すよ。
あら、じゃあその2ドル募金しなさい。私は受け取りたくない。
募金か、わかった。
お二人さん! 仲直りかい?
と、チャービルは少しニヤつく。
そうね…… 。
悪かったよ、ケリー。
いいわよ。
と、2人は仲直りをする。
よかったな、お二人さん。
チャービルはそう言うと、本を探す。
ねえ、なにしてるの?
いま? 本を探してる。朝の少女だ。
朝の少女? マイケル・ドリスの?
ケリーも知ってるのか?
ええ、有名な作家よ。
そうなのか。俺も読もうかな。
おいおい、漫画じゃないんだぞ?
でも絵があるんだろ? おれでも読める。買ってみよ。
それじゃあおれが買ってやるよ、ついでに。
ああ、ありがとう。
ねえ、ビーニーズいく?
いくよ! ちょっと待って本注文する。
わかった。
私も久しぶりに朝の少女読もうかしら。
そういえばなんでケリー知ってるの?
と、グスマンが聞く。
私一応雑誌編集会社で働いてるんだけど?
そうだったね。そりゃあ本に詳しい。
よし! 行こうか、ビーニーズ。
ええ。
そう言うと、チャービルはダラス・スターズのスタジャンを着る。
チャービル、ケリー、グスマンは喫茶店のビーニーズに向かった。
外へでると、話をする。
そういえば、この前大学の時の友達のディモに会ったんだ。
あのディモに? いまなにしてんだ?
そこはまた話す。それでテキサス・レンジャーズの試合のチケットを貰ったんだ。2人とも行かないか?
いくー!
いいわね!
そこから繋がるけど、ディモはテキサス・レンジャーズでいま仕事してるらしい。
そうなの!?
そう。それでチケットくれた。
試合は5日後だ。ディモに話しておくよ。
と、話つつ3人はビーニーズに向かった。ビーニーズに入ってもこの話の続きをする。
昨日の喧嘩は仲直りができて嬉しく思っていたチャービルだった。
ー ♯6 グスマンとケリー ー つづく。
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