ある朝突然、目覚めたら源氏物語の登場人物・薫大将の君の正室・女二の宮になっていた29歳のOL・葉宮織羽は決心する。
この世界に来た理由も、帰る方法もわからないのなら____この世界の理や思惑など、知ったことか。
この男(薫)がこれ以上女性を不幸にしないように矯正してやろう、と。
美少女な外見に中身は現代女性の主人公に、誠実じゃない美形の夫貴公子、織羽の正体に勘付く夫の同僚に、彼に付き従う影のある青年(8話から)、白い頭巾で顔を覆った男(9話から)__謎だらけの異世界で、織羽は生き始める。
*こちらは現在アルファポリス先行です。
*本作は源氏物語ではありません。タイトル通りの内容ではありますが古典の源氏物語とはまるで別物です。詳しい時代考証などは行っておりません。あくまでファンタジーとしてお読み下さい。
重ねて言いますが、歴史小説でも、時代小説でも、ヒューマンドラマでもありません、何でもありなファンタジーです。
*平安時代の美人の定義や生活の不便さ等は忘れてお読みください。
*本作の主人公はたまたま源氏物語の中に魂が迷い込んでしまった女性と、その中で生き抜く彼女とその周囲の女性たちです。源氏の子孫でも、それに連なる男性たちでもありません。
*作者は源氏物語を読破しておりません。