「その書物は何かしらぁ?」
「あ、これは、その、転生先に持っていけないか相談しようと思いまして」
「持ち込みかしら、いいわよぉ。でも代価が必要ね」
「と、いいますと」
「あなたが欲しいのぉ〜♡」
本屋で見つけた一冊の異世界のガイドブック。行き方やその地での生活の仕方など細かく記されていてとても興味をそそる一冊。このガイドブックさえあればきっと異世界での生活は楽しいものになるのではないかと思わせてくれる。
本来はできないとされているが、どうせなら便利なガイドブックを異世界に持ち込むために神とも果敢に交渉する英太。
現実逃避と異世界生活の夢を叶えるため
立ちはだかる試練は運命なのか、負けるなガンバレ英太!