悪役令嬢は聖女に迫られて今宵も愛し合うも孕まらせる

何て事なのかしら!
一ノ瀬 彩音
一ノ瀬 彩音

公開日時: 2021年11月28日(日) 23:02
文字数:1,119

「お待ちになってくだしゃいな」

そう言いつつリティルは止まってくれたので一緒に走っていく。

暫くして目的地に到着するとリティルが私の両肩に手を乗せて

「此処に入るのはやめた方がいいと思うわ」

「何故です?」

「あの二人は今頃愛し合っていて、それを止めるような真似をしたらいちゃもん

つけられて追い出されるかも」

「そ、そうだったのね……」

「だから今日は諦めて明日改めて入ろうね?」

「は、はい」

そう返事をしてからリティルと共に自室へと戻る。

戻ってからは朝食を食べてからお昼前までリティルさんは私のお相手をしてくれるのです。

その間、お勉強したり、お話をして過ごしたり、お食事して過ごして、

昼食後は庭園で散歩して過ごすと夕方前にはリティルさんはお仕事があるらしくて

名残惜しいのですが別れる事となる。

「アリフィンさん、次はいつ会えるのかしら?」

「そうですねぇ、お休みの日でしたらいつでも構いませんよ」

「分かったわ、必ず会いに来るから待っててよね」

「はい、お待ちしていますよ」

そう言ってリティルさんは私と握手して

「またね」

「はい、さようなら」

そう言ってリティルさんはお屋敷を出て行くのを見送って見えなくなると私もお部屋に戻る事とする。

しかし、アリフィンはリティルがいないと寂しいと言うのが分かると

リティルさんの事を駆け足で追いかけるのであった。

リティルさんの事が心配になった私は後をつける事にする。

こっそりと隠れながらリティルさんの後をつけているとリティルさんはとある

建物の中に入って行ったのを見て私は建物の前で様子を伺っていると

中からリティルさんが出て来て誰かと話をしていた。

あれは確か、この国の宰相であるルクレツィア・シュタリア侯爵夫人です。

何を喋っているのか聞き耳を立てているとどうも、リティルさんは何かの取引の為にここに来たみたいです。

会話が終わるとリティルさんは帰って行き、私はその後をつけていきます。

しばらく歩いているとリティルさんはある部屋の中へ入って行って扉の前に立っていると

ドアノブを回してみると鍵はかかっておらず、そのまま入るとそこは書斎のようで、

机の上に書類が置かれている。

ふと、窓の外を見ると中庭が見える。

ここは2階で下には誰もいないのを確認していると窓から飛び降りる。

2階から落ちても平気なので地面に着地して、辺りを見渡すと人の気配を感じないのでゆっくりと歩き出し、奥の部屋へと向かう。

そこの角を曲がろうとした時、突然腕を引っ張られて壁に押し付けられる。

びっくりして振り向くと見覚えのある顔だったので安心している。

相手は私より背が低く、髪の色は金髪でショートヘアで、目は青くて瞳孔は縦長で猫のような感じで、

年齢は私と同じぐらいに見える。

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