鍵をかけておくことも忘れない。
何せここはこの世界で一番安全な場所だから安心できるのだもの。
でも油断はできないよね。
だってあの女が何時までここにいるのかわからないんだもん。
早く出て行って欲しいけど、それはそれで寂しくもあるかも……なんて思ってしまう
あたり重症かもしれないわね。
まぁいいか♪
今はとりあえずやるべきことをやりませんとね。
私は廊下に出ると歩き出す。
向かう先は玄関ホールでありそこに併設されている受付窓口に向かう為です。
ちなみにそのカウンターにはいつものように誰もいない。
何故なら本日の当番メイドは私なのだからだ。
「おはようございます」
私は声をかけると同時に室内へ入り込み、奥へと進む。
奥へと進むと何故か知りませんけど、そこにリティルさんがいるのですから駆け寄ると、
そっと抱き寄せられて、頭を撫でてくれるんです。
嬉しい♥
私は暫くの間リティルさんの腕の中で甘えていたのだが、不意に声をかけられた。
「あら~ごめんなさいねぇ。邪魔だったかしら?」
突然の声掛けだったのでびっくりしてしまったが、直ぐに落ち着きを取り戻し、
振り返った先にいたのはこの屋敷の主人であるルクレツィア・ヘルダルフ夫人であった。
彼女は私達の主治医でもあり、とても頼りがいのある方でもある。
見た目は30代前半に見える容姿をしているが実年齢は60歳を超えているらしい。
なので口調は何処ぞの御婆ちゃんみたいになっているときがある。
「いえ、大丈夫ですよ。それよりもどうされました?」
私は用件を聞くために彼女に話しかけるが、彼女の表情はあまり良くないように見える。
何かあったのだろうか?
彼女が言うには先程まで他の患者達が居たので忙しかったらしく、
ようやく落ち着いたところだと話してくれた。
それから、彼女達はこれから街に出て買い物をしてくると言うので私は留守を任される事になった。
お父様とお母様を見送った後は暇になってしまう。
そこで私は思い付いた事を実行する為に行動する事にする。
私は自分の部屋に戻る途中ですれ違った一人の男性を呼び止める。
彼は執事服を着ており、髪の色は黒に近い灰色で目は金色をしていた。
彼の名前はアレヴァルスと言いまして、私が生まれた時からずっとお世話をしてもらっており、
私の専属の執事兼護衛官を勤めてくれています。
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