とある異世界を囲むようにして存在する『果ての樹海』。何の前触れもなくそこへ転移して来た主人公『やよい』が、異世界人のオッサン『アルセン』と出会い、世界に“終わり”がある事を証明するため『果ての樹海』の“果て”に向かい歩いて行く。この世界に隠された謎、そして『やよい』がここへ来た理由とは……
やよい:女の子とよく間違えられる二十歳の男子。好奇の目で見られたくないため、女っぽい部分を隠そうと髪を伸ばして顔を隠したり、萌え袖にして細い指を隠したりしているが逆効果になっている。何の前触れもなく異世界に転移して来た。性に無関心。生きるのに疲れている。
アルセン:異世界人、『ノースホック』という国の民。見たところ40前後に見える。骸骨のような顔つきとギョロリとした目が特徴。坊主頭。毛皮の服を着た狩人で、弓を得意とする。サバイバルの達人。『果ての樹海』の“果て”がある事を証明するために樹海に入った。