仙台市某所にある不思議な古書店で、時折繰り広げられる小さな事件。いつもの様に『死者の書のしもべ』に向かったアケミでしたが、あいにくヴァルダさんは留守。店番を頼まれた事務員に、「売り上げが無いと日当も出ない」と泣きつかれたアケミは、ヴァルダさんの過去を聞くことを引き換えに、お金を払います。話はなんと、ヴァルダさんが台湾総督府の御用商人だった時代にまでさかのぼるのでした。使い魔の全力さんや、デュッコの子孫も出て来て大わらわなヴァルダさんの続編です。