「そういうのは千冬が得意やろ?」
「得意ってなんやねん」
「この前面白かったんよね。ほら、喧嘩してた時あったやん?」
「喧嘩?」
「夏休みの時に」
…ああ、あの時のことか。
喧嘩でもなんでもない。
あれはただアイツが夏休みの課題をちゃんとやってなかったからであって…
「説教係は千冬って決まっとるんやから」
「めんどいこと押し付けんな」
「私らは頼もしいけどな?いざとなったら千冬がおるから」
人をなんだと思ってんだ?
説教なんてしたつもりはない。
アイツが野球バカすぎてムカついたんだよ。
推薦で入ったとは言え、せっかく公立に通ってんのに、勉強を疎かにすんなって思ったんだ。
あんたもそう思わん?
「…まあ、人それぞれやし」
「よく考えてみ?アイツ中学でどんだけ頭悪かったと思う?」
「さあ」
「期末の合計で300点以上取ったことないんやぞ?やばくない?」
「やばいね」
「やろ?やからちゃんとせぇって言うたんや」
ランニングシューズに履き替え、校内を周回してる先輩たちと合流した。
おはようございまーす
まだギリギリセーフですよねー?
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