「友達ってどういうことや!?ちゃんと説明せぇ!」
「あーもう、うっさい!」
“千冬のことを知っている”
そのことが頭から離れず、何度も尋ねた。
だが、はぐらかされるばかりで、会話が前に進んでいかない。
なんで教えてくれないんだよ…!
てか、どこに向かって歩いてる?
気がつくと、俺の家が見えた。
丘の上に行ける街の坂道を上り、頂上に近づいて来た頃に。
「どこに行くつもりや?」
「あんたん家に決まっとるやろ」
「はあ!?」
おいおい、冗談だろ…?
「俺ん家に来てどうすん!?」
「勝負に負けたやろ?」
負けましたけど?
あれを勝負というのかどうかは議論の余地があるだろうが、そんなことはいい。
だからなんだよって話だ。
それと「俺の家」と、どう関係が?
「今私、家出してきとんや。せやから寝る場所を探しとる」
…フッ
笑える
「なに笑っとんねん」
「いや、冗談が下手やと思ってな」
「冗談ちゃうわ。あんたん家の2階、部屋1個空いとるやろ」
なんでそんなこと知ってんだよ。
ってか、ハァ!?
…なにとんでもないこと言ってんだこいつ。
頭大丈夫か?
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